石川美子の作品一覧

「石川美子」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • ロラン・バルト 言語を愛し恐れつづけた批評家
    「作者の死」を言った人、くらいの認識しかなかったバルトの全体像を初めて読んだ。何よりも面白かったのは、バルト自身が、誰よりも「作者」であることにこだわって、作者の言葉を大事にした人であったということがよく分かる伝記だったことだ。作家や哲学者、評論家といった文章を書いた人たちを理解するのに、有名な文言...続きを読む
  • ロラン・バルト 言語を愛し恐れつづけた批評家
    非常にわかりやすい文章で、ロラン・バルトの人生と作品を追っている。
    惜しむらくは、バルトの翻訳作の案内が全て網羅されておらず、著者による読書案内がないのは残念であるが、その点を除けば、ロマン・バルトへの愛を感じさせる、彼の網羅的な案内となっている。
  • ロラン・バルト 言語を愛し恐れつづけた批評家
    大学時代、バルトはフランスの作家で1番好きな存在だった。あれから20年たってもなお強烈な輝きを保っていることに素直に驚く。バルトの優しさ、人間味が現代性を帯びて何十年も愛され続ける、という近未来を、学生時代には全く想像さえしていなかった。本棚に眠る明るい部屋と、彼自身によるバルトからまずは久しぶりに...続きを読む
  • ロラン・バルト 言語を愛し恐れつづけた批評家
    バルトの生涯を、作品とともに詳説する。ただ重きを置いているのは作品の内容よりも、バルトが何に触れ、バルトの身に何が起こり、そしてバルトが何を感じたかという方に置かれている。最愛の母が亡くなった後のバルトの描写は、悲壮感もあった。
  • ロラン・バルト 言語を愛し恐れつづけた批評家
    権威が嫌い。また、日本との出会いがいかに重要であったか。繊細な人物である印象を受けた。

    ・バルトは作品への向き合い方には三つの方法があると語る。読書と文学の科学と批評である。読書は作品を愛し、作品を欲することであり、作品以外の言葉で作品を語るのを拒むこと。文学の科学とは、作品のひとつの意味ではなく...続きを読む

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