作品一覧

  • 「駅の子」の闘い 戦争孤児たちの埋もれてきた戦後史
    4.5
    1巻919円 (税込)
    戦争で親を失い路上生活を強いられ、「駅の子」「浮浪児」などと呼ばれた戦争孤児。飢えと寒さ。物乞いや盗み。戦争が終わってから始まった闘いの日々。しかし、国も周囲の大人たちも彼らを放置し、やがては彼らを蔑み、排除するようになっていった。「過去を知られたら差別される」「思い出したくない」と口を閉ざしてきた「駅の子」たちが、80歳を過ぎて、初めてその体験を語り始めた。「二度と戦争を起こしてほしくない」という思いを託して――戦後史の空白に迫り大きな反響を呼んだNHKスペシャル、待望の書籍化。

ユーザーレビュー

  • 「駅の子」の闘い 戦争孤児たちの埋もれてきた戦後史

    Posted by ブクログ

    読みやすい
    こういうことがあったこと、日本人みんな知るべきとおもう

    こんな女をもらったと思われるのが辛い と夫にも言えなかった のが印象的

    0
    2024年05月18日
  • 「駅の子」の闘い 戦争孤児たちの埋もれてきた戦後史

    Posted by ブクログ

    「軍港の子〜よこすかクリーニング1946〜」というNHKのドラマを見て、
    戦争孤児の史実を知りたくなり、手に取ってみました。
    新書ですが濃厚な一冊。良書です。
    沢山の方に読まれるべき、価値ある本です。

    0
    2023年09月06日
  • 「駅の子」の闘い 戦争孤児たちの埋もれてきた戦後史

    Posted by ブクログ

     戦争がおわってから闘わざるを得なかった戦争孤児の事を知ってほしい。1945年の本土空襲が激化した敗戦前夜から敗戦後にかけて、親類に頼ることが難しい空襲被害者たちは、駅舎や地下坑道を占拠し、雨風をしのがざるを得なかった。特に、両親を亡くした子供たちの辛苦は、筆舌に尽くしがたい。生きるためには、スリや万引き、泥棒に手を染めて生き延びた子供たち。見捨てられて餓死し、自ら命を絶った子供たち。戦争をはじめた大人たちは、そんな子供たちを汚物でも見るように、犬同様に蹴散らし、面罵する。児童福祉等に関する法整備が進む中で、「狩りこみ」にあい、鉄格子のある建物に軟禁状態で収容される子供たち。一方で、公的支援は

    0
    2022年11月16日
  • 「駅の子」の闘い 戦争孤児たちの埋もれてきた戦後史

    Posted by ブクログ

    時代とはいえ、人間、社会、国の身勝手さを一身に引き受けて、生き抜いた「子どもたち」がいたという事実。

    0
    2022年07月25日
  • 「駅の子」の闘い 戦争孤児たちの埋もれてきた戦後史

    Posted by ブクログ

    絶対に絶対に絶対に戦争を起こしてはいけない。当たり前のことを深く再認識できた。
    沢山の戦争孤児たちの壮絶な体験をもっと知るべきだし、絶対に忘れてはいけない。
    戦争につながるものはいちいち全力で拒否していかないといけないのだと心に刻む。

    0
    2022年07月09日

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