作品一覧

  • アジアのビジネスモデル 新たな世界標準
    -
    1巻1,100円 (税込)
    ■利益でトヨタの利益を上回る韓国のサムスン。7億人の顧客を抱え、株式時価総額をGAFAと争うアリババ。ソニーとパナソニックの合計を上回る鴻海の売上高。半導体世界ビッグ3の台湾企業、TSMCに株式時価総額で対抗できる日本の製造業は一社もない。日本のコンビニの戸棚を開ければサラダチキンなどタイのコングロマリット、CPの商品がずらりと並ぶ――。 ■アジア企業に関する知識は、いまや日本のビジネスパースンにとって必須です。中国、韓国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、インドなどアジア各地域の強大企業の活動は世界のビジネスの姿を大きく変貌させてきています。そのビジネスモデルは受託生産、ファブレス、垂直統合、タイムマシン経営、国家資本主義など多種多様ですが、半導体で台湾のTSMCの動向が世界から注目されているように、こうしたアジア巨大企業のビジネスモデルの理解なくして、世界の経済は理解できないと言っても過言ではないほどです。そのビジネスモデルを知ることは、グローバル化した世界のいまを理解することに直結します。 ■中国はじめ、アジア各地域の豊富な取材経験をもつ日本経済新聞記者が、世界の貿易・サプライチェーンを支える、日米欧とは異なるアジア独自のビジネスモデルのすべてを、成功・失敗の両面、ライバル企業やアジア各地の制度、政策、文化にも触れ、最新情報をもとにわかりやすく解説します。
  • 中国 人口減少の真実
    4.0
    1巻1,012円 (税込)
    ■「肥満児急増」「恋人レンタル、結婚をしない若者」「5千万人分の食べ残し、いまや飽食の時代」「剰男(男余り)東南アジア、ロシアからの花嫁」「驚愕の判例『親の面倒を見ないと遺棄罪』」「広場ダンスに熱狂、早すぎる50歳定年」「巨額の教育費、医療費、結婚できない若者」「徴兵検査の半数以上が不合格」などなど――。 ■中国が人口世界一の座を5年後にも、インドに譲ることに。14億人といわれる人口は中国の成長の源泉であり、成長の阻害要因でもありました。その巨大な人口が減少に転じるとき、中国で何が起きているのか、これから何が起きようとしているのか。 ■ペストの流行が中世の終わりを招来し、ルネサンスをもたらしたように、中国の人口減少は農村の貧困問題を解消し、AIによる発展をもたらすのか、それとも、大国の斜陽をもたらすのか。 ■本書では、敏腕記者が、中国社会の実情を伝えるニュースや出来事を通じて、中国の人口問題の全体像を明らかにしていきます。あわせて、中国の人口減少という世界史的な大転換とどう向き合うべきなのか、その糸口を提示します。 ■著者は広く読まれた前著『中国「内陸発」:底辺から見た中華世界の真実』(1999年刊、2002年ビジネス人文庫化)で、経済発展の進み始めた中国社会の変貌をビビッドに描きましたが、今回は、予想外に早く発展の下り坂を迎える中国社会の変化を豊富な話題で解説します。

ユーザーレビュー

  • 中国 人口減少の真実

    Posted by ブクログ

    中国 人口減少の真実
    著:村山 宏
    紙版
    日経プレミアシリーズ 419

    おもしろかった

    一人っ子政策が、中国に、どんな影響を与えたかを論じた書です

     実際、中国には、何億人、人がいるのかはよくわかっていない
     中国の人口減がもたらすものとは何か

    気になったのは、以下です。

    一人っ子政策

     もとになったのは、1960代の飢餓、これ以上人が増えると飢える

     祖父母4、親2,子1 の421式といわれている
     二人目は、罰金を科せられるので、戸籍に入っていない闇っ子ができることになった

     育つときは、6人のお財布で、わがままいっぱい育つ
     体力不足、肥満率向上
     徴兵検査不合格 6割 

    0
    2024年08月24日
  • 中国 人口減少の真実

    Posted by ブクログ

    一人っ子政策のツケが出始めた中国。政策転換が遅すぎたと筆者は指摘。
    まあ、日本も少子化問題に何も手を打って来なかったから同じようなもんだが。

    0
    2021年08月31日
  • 中国 人口減少の真実

    Posted by ブクログ

    著者は、さすが日経新聞の論説委員だけあって文章が上手い。しかも本書の内容はちょっと角度を変えれば日本にも当てはまることも多く興味深く読めた。
    本書を読むと「人口減少」は明らかに先進国共通の政策課題であり、しかも深刻な問題であることがよくわかる。日本においても政治家がきちんと「政策提示」すべきだが、何せ「明るい解決策はない」とあって見て見ぬ振りがまかり通っているように思える。
    しかし中国は13億人以上の人口大国である。今後の人口減少による影響は日本以上にダイナミックに起きるだろう。中国の30年先を進んでいる日本が人口減少への模範的モデルを示せることを強く望むものである。
    本書のあとがきで「日本で

    0
    2020年02月20日
  • 中国 人口減少の真実

    Posted by ブクログ

    文化大革命などによる飢えの経験から一人っ子政策の解除(2015年)までかかったというのだから歴史は繋がっていると言える。
    人海戦術はともかくAIを始めとするIT分野では確実に日本の先を進んでいるので共産党が下手を踏まない限りはバブル崩壊後の日本よりは上手く順応するのではなかろうか。

    0
    2023年09月06日

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