中村正道の作品一覧

「中村正道」の「ブランディング」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ブランディング
    3.6
    ●「社会変革型」の企業が注目される時代に  「ものが売れない」と言われるようになってから久しい。特にリーマン・ショックや東日本大震災などを経て、その「買い控え」傾向はさらに強まった感がある。 そんな中、企業はビジネスのグローバル化に活路を求め、コモディティ化する「ものづくり」に代わる競争優位の戦略として「ブランディング」により注力するようになった。  本書は、そういった時代に通用するブランディングの基本を短時間で学ぼうというもの。ロゴやネーミングを知ってもらうという「アイデンティティ」の時代はとうに過ぎ、いまはステークホルダーと共創する「第4世代」に突入している。また、自社目標よりも「社会変革型」の概念(例:アップル「Think different」)のほうが顧客に理解される時代になり、それは、「企業の人格」と理解されるまでになった。  スターバックスなど、企業の事例も盛りだくさん。いまや「ブランディング」はマーケティングの一部門ではなく、全社戦略としてとらえるべき、ということも強調している。 ●世界最大のブランディング会社の第一線で活躍する著者  著者の所属するインターブランド社は、世界最大のブランディング専門会社で、日本法人は、NY、ロンドンに次ぐ第3の拠点として1983年に開設。古くから日本企業との関係を作ってきた。  顧客は大企業から大学まで幅広く、事例も盛り込まれ、「いまどうなっているのか」がわかる実務的な内容。

ユーザーレビュー

  • ブランディング

    Posted by ブクログ

    ブランド、ブランディングについて深堀りするために読んでみました。
    比較的ページ数が少ないので、さくっと読み終わるのかと思いきや、かなりの内容の濃さに驚きました!
    ブランドに対する考えが超整理されている筆者だから為せる業!コスパ最強です!

    0
    2020年03月06日
  • ブランディング

    Posted by ブクログ

    本書**『ブランディング』**は、日本企業が抱えるブランディングに関する誤解を解き放ち、グローバルで通用する真のブランディングのあり方を示す一冊です。単なる広告戦略やロゴデザインに留まらない、事業戦略と一体化したブランディングの重要性を説いています。

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    ### ブランディングの現状と本質

    日本においては、ブランディングが「テレビCMの発注」や「コンサルティング会社の業務完了」をもってプロジェクトが完了したと見なされ、その後の効果に悩む企業が多いと指摘されています。これは、ブランディングが「作りっぱなしで放置されている家」のような状態にあると例えられます。これまでの日本の経済成長は、

    0
    2025年07月01日
  • ブランディング

    Posted by ブクログ

    ブランディングの入門書として勉強のために読みました。
    ブランディングの必要性(高付加価値と持続性)の内容や、それをどう構築していくかの大きい考え方について、大変勉強になります。

    個人的に不満があったのは、以下の点でした。好き嫌いだと思います。
    ■顧客企業とのズレの構造を感じる
    ・顧客企業の考えの甘さの指摘はすごく良いこと。ただ、顧客セントリックな考え方とプロダクトアウトを対立軸においたりしていて、企業の優位性を創出する考え方があまりにブランディングに偏り過ぎと感じた。
    ・なので、ブランドコンサルの顧客企業の捉え方が、顧客セントリックではないように思いました。

    0
    2025年01月17日
  • ブランディング

    Posted by ブクログ

    ブランドの意義やブランディング活動について、何に注目しどうあるべきかという概念がまとめられている。
    ただ、実践フェーズにおける実現性や具体性は甘く、机上の空論に感じる。夢を形にする現場の苦労は分かってないのではないか。"コンサルの理論"だと割り切って、課題定義と立案にフォーカスしている限りは面白く読める。

    0
    2021年08月11日
  • ブランディング

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    インターブランド社のブランドに対する考え方がわかる。
    もう少しシンプルに概念化できそうな気がする。有名なブランドコンサルではあるが、実践ではいまひとつ使えないのではないかと思ってしまう。

    0
    2020年01月05日

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