作品一覧

  • 紫式部 女房たちの宮廷生活

    紫式部 女房たちの宮廷生活

    ビジネス・実用

    3.8
    1巻970円 (税込)
    紫式部の人物像や交友関係を「日記」や「歌集」から描く。また、宮廷での女房の役割や生活、「物語を書くこと」の意味にも言及する。
  • 小学館版 学習まんが人物館 清少納言と紫式部

    小学館版 学習まんが人物館 清少納言と紫式部

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻935円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 平安時代の二大女流作家が学習まんがに! 大ベストセラー「小学館版学習まんが人物館シリーズ」。新刊として、清少納言と紫式部が登場しました。 二人が亡くなってからおよそ1千年。『枕草子』『源氏物語』の作者というだけでなく、ともに百人一首に歌を残している二人の視点で、華やかな朝廷でくり広げられた恋愛や政治のドラマを描きます。 ともに歌人の娘に生まれ、宮仕えに出ることになる清少納言と紫式部。高貴な貴族との恋愛や、女房達とのしがらみ、仕えた中宮とのエピソード、藤原氏の栄華等を、少納言、式部それぞれの歌や作品の一節を織り込みながら紹介します。 百人一首に取り上げられた和歌もまじえてら、平安時代の国風文化や藤原氏の摂関政治についてもわかりやすく解説しているので、日本史の勉強にも役立つ一冊です。

ユーザーレビュー

  • 紫式部 女房たちの宮廷生活

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者略歴を見る限り還暦を迎えているはずだが「聖地巡礼」や「におわせ」などの現代語を難なく使いこなす柔軟な思考の持ち主のようだ。
    宮中に仕える女房はそれなりの学才や機転の良さも求められるが、人目に触れられるという意味では男性から軽んじられる側面があるため彼女たちを銀座の高級ホステスに例える例をよく見てきたが、本書を読むうちにどちらかというとヨーロッパのガヴァネス(女家庭教師)に近いのかなと感じた。
    そして紫式部は厭世的な振りをして保身を図るしたたかで有能な女房であったと喝破する。この式部像はとても好ましい。

    0
    2024年09月08日
  • 紫式部 女房たちの宮廷生活

    Posted by ブクログ

    紫式部日記についてよくわかりました
    他に知見としては具平親王や選子内親王と紫式部の関係性が見えた
    この時代の物語が宮廷でどの様に受け止められていたのかが見えた
    色々と平安時代の穴が埋まった気がする
    菅原孝標娘(更級日記、夜の寝覚、浜松中納言物語、みづからくゆる、あさくら)
    清少納言(枕草子)赤染衛門(栄花物語) 藤原道綱母 (蜻蛉日記)和泉式部
    (和泉式部日記)藤原俊成女=越部禅尼(無名草子)源順(うつほ物語)

    0
    2024年06月22日
  • 小学館版 学習まんが人物館 清少納言と紫式部

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学習漫画と侮るなかれ、枕草子が書かれた状況を
    正確に書いていて次週の大河ドラマにもかかわる
    長徳の変とその後の定子の境遇は参考になるハズ
    カミサンに読ませよう

    0
    2024年05月11日
  • 紫式部 女房たちの宮廷生活

    Posted by ブクログ

    やはり大河ドラマの影響で、今年は紫式部関連の本が次々と刊行されている。
    本書もその一冊で、著者は平安時代の日記文学を専門とする研究者とのこと。
    資料が少なくてわからないことだらけのこのテーマ。
    読むなら歴史学の人か、文学の人か、どっちがいいのかな、と思いながら、今回は文学研究者のものを選んでみる。

    「紫式部集」と「紫式部日記」を軸に、推定を交えて紫式部の人生に迫っていく。

    本書の内容から特に自分にとって興味深かったのは、二つ。
    一つは娘時代のこと。
    夫となる宣孝との和歌のやりとりも面白かったが。
    友人と読み交わした和歌が家集に残っていたのを知らなかった。
    宣孝との丁々発止といった歌とは調子がかなり違い、しっとりとしたいい歌だな、と感じた。
    また、どんなふうに紫式部が人と交流していたのかもわかってよかった。
    正直、これまで紫式部の和歌をそれほど面白いと思って読んだことはなかったが、家集も読んでみたくなった。

    筆者の解説で、受領の娘のライフコースのイメージがこれまでよりくっきりした気がする。
    特に、地方に行ってそこで病没することも多かったという指摘にはっとした。
    「土佐日記」で、土佐で幼い娘を亡くしたという話は出てくるが、幼子だからということではないわけで…。
    地方任官は受領の家にとって望ましいことではあるけれど、知人・友人との永遠の別れにもつながりかねないものだ思ってこういった和歌や記述を読まなければならないのだな、と気づかされた。

    もう一つは、紫式部の彰子女房としての立ち位置のこと。
    召人説なども踏まえ、正妻の倫子との関係はどうだったのかも推定されていく。
    源氏物語の作者であること、学者藤原為時の娘としての学識が見込まれての出仕だったことは、これまでにもよく聞いてきた話。
    だが、それ以外にも父為時が仕えていた具平親王との繋がりも彼女に期待されていたという話も出てくる。
    紫式部の担った役割は、ただの物語作者であることよりもかなり多岐にわたっていたようだ。

    物語作者としての働きの一部として、ただ書くだけでなく、彰子とともに源氏物語を流布させることに積極的に関わっていたとも本書で知った。
    高級な紙を用い、能筆家に書写をさせ、美麗な写本を作って他の文学サロンに贈る。
    それがある種の文化政策となっているというのが面白い。
    そういう事情が分かってくると、彼女が同僚の中で時にやっかみによるバッシングを受ける理由が、よりよくわかるようになる。

    0
    2024年04月07日
  • 紫式部 女房たちの宮廷生活

    Posted by ブクログ

    大河ドラマをキッカケに、紫式部の人物像について迫ってみたくなり、手に取った。要は、紫式部ってどんな女の子だったのか、知りたくなったわけである。

    本書では主に『紫式部日記』が紹介されている。「紫式部は陰キャラで控えめ、清少納言は陽キャラで活発」というイメージがあったが、決して謙虚で奥ゆかしいキャラではないことが分かった。周囲の目線や上下関係、嫉妬や自己主張といった、人間臭い部分が伝わってくる。

    本書ではところどころ、和歌贈答の引用と解説がある。大学受験の時に、古文はスッカリ嫌になってしまったが、久々に読むと、謎解きのようで面白い。和歌の中には、隠語、比喩、当時流行の言い回しがあり、本当の意味は表面的な現代語訳とは逆のことを指しているケースもある。これを理解して男女の駆け引きをするのは、難易度が高すぎる。

    あまり体を動かさずに、ずっと屋内で書物を読み、上司(姫君)や同僚と語らう、女房たちの日々。ゴシップに花を咲かせても、時間が余ってしまうので、読み書きをする。そのような日常の中で、季節の移ろいや言葉に対する感覚が研ぎ澄まされていたのだろう。

    当時と異なり、現代は「手書き」で言葉を書く機会が本当に少ない。いざ書こうとして、漢字を忘れていることもしばしばある。わざわざ手書きで文章を残すことは、一見タイパが低い行為かも知れない。今度の休日は、あえてペンを取り、静かな環境で日記を書いてみたい。

    0
    2024年03月11日

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