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「やべさわこ」の「少女小説家は死なない!」「“ニューレトロ”の描き方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「やべさわこ」の「少女小説家は死なない!」「“ニューレトロ”の描き方」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
ラノベ
ビジネス・実用
Posted by ブクログ
トンチキ少女小説家たちによる仁義なき争い
80年代を代表する少女小説家、氷室冴子のコメディ作品が40年以上の時を経て復刊。
どうやら、当時の表現のままで修正などは加えられていないらしい。
「〇〇なのよー」とか「あたしったら」みたいな、昔の少女漫画のような癖の強い口語体が印象的な一作。
とにかく笑える作品だ。
5人の売れない少女小説家は、揃いも揃って癖のある作風の人ばかり。そんな作家らが、勝ち上がるために執筆に精を出す……なんてことは一切ない。
相手の作品を全力でコケにしつつ、いかにして相手を蹴落とすかに尽力する姿は、読んでいていっそ痛快。
時代を感じさせるような、令和ならすぐにコンプライアンスに引っかかりそうな遠慮のない罵詈雑言が飛び交っているのもすごい。
登場人物で最も好きだったのは、ルンルンポルノ作家の都エリ。作風から身の上話まで、全部キョーレツで笑える。
Posted by ブクログ
時代がかわり、多くのひとの手や口を通過すると、ものやコトバの意味やニュアンスは変わってしまう。新鮮なものは古めかしくなり、個性的だったものが凡庸になる。発生した順序や経緯は顧みられず、「その時」の都合や常識で判断されがちになる。なにかを誰がいつしたことなのか、いつの間にか消えてしまいやすい。
だから、きっぱり宣言しておく。
少女小説とは、氷室冴子の影響下にあるもののことだと。
彼女がいたから、この国のすべての本好きな少女たちは、少女小説を読むことができるようになった。彼女の作品が読まれるかぎり、彼女のように自分も書きたいと願うひとがあるかぎり、少女小説家は死なない。
p.293 解説 久美沙織
小説家は死なない。
Posted by ブクログ
氷室冴子が大好きなのだが、全部を読んでいるわけではない。なんて素敵にジャパネスクも銀の海金の大地も読んでいない。恐らく私が好きなのは初期の頃の作品。なので、この本も知ってはいたけど読んでいなかった。今回、復刊されたと知り長らく積読していたこの本を遂に読んだ。
テンポの良さ、奇想天外なストーリー、はちゃめちゃぶり。なんだか、とても懐かしい。中学生の頃に流行った、コバルト文庫、花井愛子さんらのリズム。氷室冴子さんの主人公はいつだって、魅力的だ。絶世の美女、でも薄幸の生い立ちでもなく、ごく普通の女子高生だったり、大学生だったりする。そこが物語にすーっと入っていけるポイントなのだろう。私と変わらない人が何やら面白いことに巻き込まれていったり、考えたりする。
もう女子高生でも女子大生でもないけれど、氷室冴子の作品を読めば、気分は10代に引き戻される。少女小説、たくさん読みたいなぁ。