沢田允茂の作品一覧

「沢田允茂」の「現代論理学入門」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 現代論理学入門
    3.0
    論理学は現実と無関係な学問ではない。数学、物理学、生物学、電子工学、言語学などの学問領域と密接な関係をもち、現代諸科学の方法論を基礎づけるものとして重要視されている。アリストテレス以来の形式論理学の発展のみちすじをたどりながら、記号論理学など現代論理学の体系を、現実の問題と関連させてわかりやすく説明する。

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ユーザーレビュー

  • 現代論理学入門

    Posted by ブクログ

    記号論理学の入門書です。

    本書の中心をなす第2章では、命題論理と述語論理の基礎を紹介していますが、第1章と第3章は、著者の専門である哲学に関わる話題があつかわれています。「分析哲学」と呼ばれる哲学の潮流のなかで、フレーゲやラッセルといった論理学の刷新にたずさわった哲学者たちが向きあっていた問題と、その哲学的意義が解説されています。

    現代の論理学では、われわれの知識を統一的な原理のもとに組織するという意義をもっていることを、著者は説明します。そして、形而上学的な独断にもどづいて論理学を否定するような考えかたへの批判をおこなっています。

    0
    2015年03月14日
  • 現代論理学入門

    Posted by ブクログ

    よくもまあここまで細かく、言葉に厳密であろうとする態度をとれるなあ、と、いい意味で呆れる。
    僕たちがごくごく当たり前に使っている言語の奥深さを、わずかながら垣間見せてくれている感じ。

    僕の感触としては、半ばで紹介されていたデカルトの言葉がかなり的を射ているように思う。
    いわく、論理学は新しい何かを学ぶというわけではなく、すでに知っている何かのよい説明を学ぶものだ、と。

    なるほど。

    0
    2013年04月14日

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