木村資生の作品一覧
「木村資生」の「生物進化を考える」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「木村資生」の「生物進化を考える」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
生物学の権威である著者が、生物進化論について概要をまとめたもの。古い本なので、現在の考え方との相違はわからないが、ダーウィンの進化論をはじめとする、生物進化の歴史的研究の経緯を理解できた。興味深く、役に立った。
「進化のもっとも直接的な証拠は過去の生物の遺体である化石の研究から得られる。異なった地層に含まれる化石を地層の年代に沿って並べてみると、生物が遠い過去から次第に変化し現在に至った道すじがよくわかる」p6
「メンデルの研究は長い間世に認められず、やっと、1900年になって3人の学者により再発見され、初めて注目を浴びるようになった。メンデルの仕事は35年間完全に無視され、埋もれていたが、
Posted by ブクログ
集団遺伝学という学問を初めて知った。確率統計学に基づいた非常に数学的な学問分野であり、説得力がある。
それにしても、評価の困る本である。
まず、難易度。言葉遣い、概念とも直感的に分かりにくい。これは現代生物学の基礎知識が社会常識の範疇にないことが大きいかもしれない。
そして、優生学の考え方。これは私的にはにわかに受け入れがたいが、ある立場からは検討の余地のあるものなのかもしれない。
しかし、出版後、24年もたっているにもかかわらず、いまだ色あせていない部分がある。
・P3 極限生物の記述
・P60 共生説:ミトコンドリア、葉緑体、鞭毛などの細胞小器官は太古に共生することでできた。
・
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
ダーウィンによって確立された進化論はどのように発展していったのか。
分子生物学は進化論をいかに豊かにしたのか。
進化の道筋は現在どのように考えられているのか。
革命的な「分子進化の中立説」を提唱して世界の学界に大論争を巻き起した著者が、『種の起原』から中立説までの進化の考え方をやさしく説き、人類の未来にも想いを馳せる。
[ 目次 ]
第1章 生物の多様性と進化の考え
第2章 遺伝学に基づく進化機構論の発達史
第3章 進化の道すじをたどる
第4章 進化要因としての突然変異
第5章 自然淘汰と適応の考え
第6章 集団遺伝学入門
第7章 分子進化学序説
第8章 中立説と分子進化
第9