辞めたくても辞められない様々な事情を抱える人々がいる。
彼らにとって退職代行サービスというのは救済措置であり、次への出発点とも言える。
深刻な人手不足による過重労働、横行するハラスメント、謎の天引きなど右肩上がりの高度経済成長期で見込めた「安定した正社員の地位」というのは揺らいでおり、サービスの利用
...続きを読む者は皆、心身ともに疲弊して深く傷ついていると感じた。
個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方改革とはかけ離れた実態が様々なケースを通して明るみになっている。
「得るもの」と「失うもの」の重みは釣り合っているだろうか?命は一度失うと元に戻らないし、「健康」も元に戻るのに時間がかかるし、時間は巻き戻せない。
冷たく硬い石の上に3年も座り続けることが正解ではなく、人生においてもったいない思いをしたくないのであれば“逃げること”こそ適策ではないだろうか?