ウィル・マッキントッシュの作品一覧

「ウィル・マッキントッシュ」の「落下世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 落下世界 上
    3.5
    1~2巻1,100円 (税込)
    目覚めると、世界は虚空に浮かぶ小島になっていた! しかも、みなが記憶を失っていて、なぜこうなったのかはもちろん、自分自身が何者かさえもわからない……。だが、断ち切られたような世界の縁から、見わたすかぎりつづく青空を眺めた“彼”は考える。この下のどこかには、別の島もあるに違いない。目覚めたときにポケットの中にあった手描きの地図にしたがって降りてゆけば、きっとこの世界の秘密がわかるはず――。かくして彼、フォーラーは、手製のパラシュートを背負って世界の謎を探る旅に出た。ヒューゴー賞作家が放つ傑作冒険SF!
  • 落下世界 下

    Posted by ブクログ

    SF。冒険小説。
    主人公が落下しながら世界の謎を解く冒険パートと、世界中の戦争に直面した科学者のパートが同時進行。
    なぜこんな世界になったか、という謎の回答は、SF的には強引で説明不足感は強い。
    二つのパートの関係性は、上巻の時点でほぼ分かり、基本的には冒険小説として読んでいた感じ。
    冒険小説としては、舞台設定が独特なため、先の展開が読めずスリリング。
    解説によると、著者はヤングアダルト作品を何冊か書いているようで、文章も簡潔で、ストーリー展開も早く読みやすい。
    著作リストのあらすじが、どの作品もとても面白そう。翻訳希望。
    上下巻通して、エンタメ作品として十分に楽しめた。

    0
    2023年11月17日
  • 落下世界 上

    Posted by ブクログ

    SF。冒険小説。
    人々が記憶をなくした世界で、落下しながら世界の謎を解く冒険小説。
    途中に物理学者が主人公のパートが挟まれる。
    読みやすく、世界観も独特で、素直に面白かった。
    この世界観にどう説明をつけるのか?楽しみ。
    総評は下巻で。

    0
    2023年11月04日
  • 落下世界 下

    Posted by ブクログ

    タイトルに惹かれたから読んでみました。
    ディストピアな世界で、主人公は前の記憶がないみたいで、ポケットに入ってたおもちゃの兵隊とパラシュートや写真を手がかりにしてパラシュートを修理する。
    食料だけは減っていく状況の中にいるので、軍が銃を使って小さい子供達を世界の縁へ落として虐殺するような場面を読むのは辛かった。
    「世界の縁」ってどういうこと?って思ったし、落ちれば下にはまた違う世界が待っているのでとても面白い設定だなと思いました。

    0
    2022年10月23日
  • 落下世界 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    物語が現在と過去の両輪で軽快に進むのでスラスラと読み進むことが出来た。
    物語終盤まではスリリングな展開で不満はないがエピローグの部分はハッピーエンドながらちょっとご都合主義・・というよりも帳尻あわせが面倒になったのか?という感じがした。

    最後の場面でペニーが元気そうにしているのだが、フォーラー達と同じ島にいたのではないのか(なぜ記憶を保持しているのか、記憶を失っていたところを回収されただけなのか)や無数にある浮島からフォーラーが最初にいた島を速やかに見つけられたのか(燃料は多くないだろうからしらみつぶしにはできないハズ)はちょっと釈然としない感じもする。

    主人公らの複製が多数いることや、す

    0
    2024年06月11日
  • 落下世界 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の"彼"が目覚める場面から物語が始まる。名前がすぐに出てこないのは記憶が曖昧だからで、読者と同じ、何もわからない状態からこの物語の世界の理解が始まる。
    周りも自分も記憶を失っているだけでも異常な状況だが、狭い範囲の土地しか残っておらず、それが空に浮いているという突拍子もない世界設定。

    物語は、節の番号が英数字で振られている現在の話のクルー/フォーラー編と、漢数字で振られている前日譚のピーター編が入れ子になって進んでいく形式を取っている。
    読み進めるごと現在と過去の双方で異常事態の理由が明かされていくような感覚で面白いのと、どちらかの編がキリが良くてももう片方は中途半

    0
    2024年05月30日

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