作品一覧

  • 日常世界を哲学する~存在論からのアプローチ~
    4.0
    存在論とは、何かが「ある」とはどういうことかを考える哲学の一大分野。ある事実が成立するためには何が存在し、存在するもの同士はどんな関係にあるかを問題にする。例えば「安倍内閣は辺野古移転を正しいと信じている」という時の「信念」の主体は誰か、「パワハラ」は社会の中でどうあるか、「KY」の「空気」とは何かなど、世界がよって立つ基礎を考察する。哲学の最前線へ導くスリリングな講義。

ユーザーレビュー

  • 日常世界を哲学する~存在論からのアプローチ~

    Posted by ブクログ

    インパク知6・7
    かかった時間 120分くらいか

    存在論の専門家が、日常の現象を存在論的に説明しようとしている。おもしろい。素人にもギリギリついていける(ついていけるとは言っていない)ような、まさに筆者があとがきに書いているように、新書だからといって内容のうっすい本ではなく、ちゃんと読みごたえのある本で、おもしろかった。

    もちろん全部理解できているわけはないのだが、よかったところは、筆者がある問題(例えば「時計」というカテゴリはいかにして成立しうるのか、とか、虚構のキャラクターにおける同一性ってなに?とか)に対して、専門家たちの間でルーツとされている考え方や、マジョリティの考え方をわかりや

    0
    2019年10月14日

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