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  • 日本の手術はなぜ世界一なのか 手術支援ロボットが拓く未来
    3.0
    王貞治氏の胃がん手術執刀医がいま「ダヴィンチ」(手術支援ロボット)への熱き思いを語る! 腹腔鏡手術による胃の全摘に世界で初めて成功した著者が、「ダ・ヴィンチ」を広めるためにできることとは何かを考える。医療の世界は、海外は成果主義で、日本は年功序列型。たとえば報酬の面でいえば、海外では手術をすればするほど収入が増える。だから患者を部下に任せるようなことは絶対しない。一方、日本の医局は、徒弟制度のようにベテランが若手に技術を伝承してきた。職人かたぎが手術へのこだわりを生んだことも技術の面で影響したし、徒弟制度のように師匠がしっかりと弟子に教えるので、落ちこぼれは出にくく平均的にいい医師が多くなっていった。その上で、ロボット手術の技術が加わった。器用な医者が使えば日本の手術レベルはさらに高まるだろう。第一線で活躍する著者が今後の医療のあり方と目標を語る。

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  • 日本の手術はなぜ世界一なのか 手術支援ロボットが拓く未来

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    医師一人あたりの症例が、多いほど手術レベルがあがる。日本の胃がん手術レベルが高い理由はそこにある。
    韓国は胃がんセンターが16に集約されて一人あたり日本の数倍以上の手術症例がある。しかも手術支援ロボット「ダヴィンチ」の普及では日本を追い越している。
    遠隔操作でロボットアームで腹腔手術を行う。関節により人間の手より器用に動かせ、モーションスケーリング機能で精密に動かしたり、手ぶれ補正で安全正確に作業できる。カメラも内視鏡の平面映像と違い3Dの立体映像。ナビ機能もある。一台2億円以上。メンテナンスに年間1000万円。手術費は完全自費診療で200〜300万円。

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    2015年11月16日

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