作品一覧

  • 結婚のための三つの条件
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    1巻847円 (税込)
    ある事件をきっかけに10年のあいだ人付き合いを絶っていたスカーデイル伯爵ルンデンを、旧友マシューが訪ねてきた。驚くルンデンにマシューは、一向に縁談を承諾しない妹のアメリアを説得してほしいと頼み込む。妹は幼い頃、ルンデンの言うことだけは聞いたからと。 アメリアは不幸な結婚をした親友を見て、嫁ぐと自由にものも言えなくなってしまうと恐れている。自分の両親のように愛情によって結ばれた夫婦になれる伴侶を望んでいるのだが、幼い頃憧れていたルンデンから、愛は子どもっぽい夢の産物だと言われてしまう。それならば自分の三つの願いを聞いてくれれば嫁ぐと言い出したアメリアに、ルンデンは渋々応じるが、彼女の出した条件を叶えようとするうち、半ば死んでいたような心が動きはじめて……
  • リバタリアンが社会実験してみた町の話 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか
    3.7
    ニューハンプシャー州の田舎町に集団で移住してきた自由至上主義者が、理想の町をつくろうとした結果……米国で存在感を増すリバタリアンたちの思想と暴走を没入型取材で描き出した全米騒然のノンフィクション。「リバタリアンが集まる自由な町がいかにして全米きっての住みにくい場所になったか。急進的すぎる理想主義者たち、彼らとご近所になるのだけは遠慮したい」速水健朗(コラムニスト)

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  • リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅
    4.0
    全米リバタリアン党は「医療の国家からの完全分離」を主張。「医療の自由」を掛け声にリバタリアンとトンデモ民間医療と反ワクチン活動家が結集し、コロナ禍に向かった先は……健康や安全は個人の問題なのか? 日本にとってもシミュレーションとなるかもしれない、笑ってばかりはいられない話。

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ユーザーレビュー

  • リバタリアンが社会実験してみた町の話 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか

    Posted by ブクログ

    めっちゃ面白かったです!著書のブラックなユーモアと、リバタリアンに対して冷笑的なようでいて、でも憎めないようにも感じている、微妙にあたたかみのある筆致がなんともクセになります!

    原題はLibertarian walks into a bearなのですが、思った以上にクマの話でした!登場人物も色々ぶっ飛んでて、ゴールデンカムイ味があります(笑)。いや、登場人物といってもノンフィクションなので、実在する人物なのですが…。自分がヒグマが出没する地域出身なのもあって、なんか懐かしかったです。

    自由至上主義者のリバタリアンが集まって暮らした結果、町がクマだらけになったというノンフィクション。リバタリ

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    2025年07月13日
  • リバタリアンが社会実験してみた町の話 自由至上主義者のユートピアは実現できたのか

    Posted by ブクログ

    税金というか街の仕組みを作った方々は本当にありがとうと思った本だった
    この本のリバタリアンたちは彼らがなんらかお金を出して設備投資してればもっと被害は防げたはずなのに…

    0
    2025年05月22日
  • リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅

    Posted by ブクログ

    近年アメリカにおける代替医療の横行跋扈を、具体的なケースを引いてつぶさに調査した報告がまとめられている。現代医療の横領さ、冷淡さもこういったトンデモ医療を助長する一因となっているという苦言もあり、近代医療との距離もバランスよく主張が展開される。

    著者の皮肉の利いた語り口が、このへんてこな事態の深刻さを逆に強調している。病気を患っている当事者たちは藁をも掴む思いで頼っているのに。特に幼い命が犠牲になる展開はやるせない思いになる。コロナ禍の反ワクチンやマスク不着用を当時アメリカらしい自由主義の風潮とだけ軽く受け流していたが、その背後には代替医療との結びつきがあり、救えたはずの犠牲者がいるという現

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    2023年11月24日
  • リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅

    Posted by ブクログ

    レーザー、手作りのサプリ、pHミラクル、ヒル、祈り、MMS…自由を標榜するアメリカ社会で、年々勢力を拡大する怪しげな代替医療。著者はその闇の中をかき分けて進んでいく。

    著者の前作は題材の興味深さに比べるといまいち内容がまとまっておらず難儀したが、今回は複数の事例とそれらに共通する問題を通してアメリカ代替医療問題の現状をさらう形で読みやすかった。
    人を救いたいという素朴な願いが、インターネットの発達や公的機関等との対立を通して、ディープステートやプランデミックのような異常な政治的妄想に絡め取られていく様。「唯一真実の治療法」の推進者たちにもはや付ける薬は無いが、それを食い止める有効な手立ても見

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    2024年08月14日
  • リバタリアンとトンデモ医療が反ワクチンで手を結ぶ話 コロナ禍に向かうアメリカ、医療の自由の最果ての旅

    Posted by ブクログ

    予想外に良く書けている。アメリカがいかに病んでいるか。製薬会社が麻薬を売りまくっていたことは、敢えて触れていないのだろうが、資本主義と、自由主義には、どこかで、制限を必要とすることを、私たちは学びつつあるように感じた。

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    2023年11月18日

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