配信予定・最新刊

作品一覧

  • グローバリゼーション・パラドクス:世界経済の未来を決める三つの道
    NEW

    ビジネス・実用

    -
    1巻1,782円 (税込)
    究極の三択と資本主義の過去・現在・未来 タイ・バーツの暴落から始まったアジア通貨危機や過剰な資金が米住宅市場になだれ込んだサブプライム危機、そしてギリシャの債務不履行問題に端を発した欧州財政危機に象徴されるように、世界経済はここ30年、危機が常態化している。 本書は、ノーベル賞受賞者を多数輩出してきた世界的研究機関、プリンストン高等研究所の教授による異色のグローバリズム論で、ブレトンウッズ体制に始まる戦後経済史を下敷きに、現代の危機とその処方箋を極めて穏当な形で提示したものだ。とりわけ近年、経済論壇でも広く受け入れられた「政治的トリレンマ」を用いた分析はユニークである。 ロドリック教授によると、現今の世界情勢は、グローバリゼーションと国家主権、そして民主主義を同時に追求することを許さず、どれか一つを犠牲にするトリレンマを強いている。教授はこうした基本認識に立ちながら、国家主権と民主主義を擁護するとともに、無規制なハイパーグローバル化に網を掛けることを提言する。 こうした処方箋は、バブルとクラッシュを繰り返す資本主義メカニズムを的確にあぶり出すだけでなく、グローバリゼーションと民主主義が両立できると素朴に考える日本の世論に冷水を浴びせかけるのは間違いない。 経済論壇をリードする柴山桂太氏が翻訳! 話題沸騰必至の一冊。 [目次] 序章 グローバリゼーションの物語を練り直す 第一章 市場と国家について——歴史からみたグローバリゼーション 第二章 第一次グローバリゼーションの興隆と衰退 第三章 なぜ自由貿易論は理解されないのか? 第四章 ブレトンウッズ体制、GATT、そしてWTO——政治の世界における貿易問題 第五章 金融のグローバリゼーションという愚行 第六章 金融の森のハリネズミと狐 第七章 豊かな世界の貧しい国々 第八章 熱帯地域の貿易原理主義 第九章 世界経済の政治的トリレンマ 第十章 グローバル・ガバナンスは実現できるのか? 望ましいのか? 第十一章 資本主義3.0をデザインする 第十二章 健全なグローバリゼーション 終章 大人たちへのお休み前のおとぎ話  謝辞/訳者あとがき/Uブックス版解説/註
  • 貿易戦争の政治経済学:資本主義を再構築する

    ビジネス・実用

    4.0
    1巻2,112円 (税込)
    グローバル経済の行く末は、ますます不透明になってきた。ブレグジットやトランプ大統領の誕生で、米国と欧州は傷ついた巨人としてもがき苦しんでいる。低成長に喘ぐとともに、格差の拡大で社会の足場が大きく腐食されているのだ。 本書の著者、ダニ・ロドリックは『グローバリゼーション・パラドクス』でこうした展開を正確に予測していた。本書は、『グローバリゼーション・パラドクス』以後の世界を展望した最新刊である。 本書によると、米英を中心とした自由主義陣営と中国を中心とした重商主義陣営が相互に共存できる時代がここ数年で終焉したという。先進国においても雇用や輸出が重視され、米国が重商主義に改宗しようとしているのは象徴的だ。 成長の核になる途上国の未来も暗い。グローバリゼーションとテクノロジーの進展は、貧困国に十分な産業化の時間を与えず、「早すぎる脱工業化」が世界を蝕んでいるのだ。 ポピュリズムや「怒りの政治」はこうした事態を栄養源として成長してきた。自由主義と重商主義の攻防にどう向き合うのか? 中道左派はいかに国民の信頼を取り戻すべきなのか? 資本主義を再構築するための新たな提言!

ユーザーレビュー

  • 貿易戦争の政治経済学:資本主義を再構築する

    Posted by ブクログ

    グローバリゼーションはやりすぎ
    従来通り国民国家に大切なことの決定権を残したまま、温暖化など本質的にグローバルな問題への対処に集中しよう
    グローバリゼーションの問題点も指摘しないと、ポピュリストが増える

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    2025年06月03日
  • 貿易戦争の政治経済学:資本主義を再構築する

    Posted by ブクログ

    ー こうしたトレンドの裏には、テクノロジーと貿易の両方がかかわっている。世界的に急速に進んだ製造業の技術進歩によって、サービスと比較した工業製品の相対価格が低下したことで、発展途上国の企業にとっては新たに市場に参入するインセンティブが低下している。同時に、製造業がより資本集約的、技術集約的になったことで、農業や非公式経済出身の労働者を吸収する潜在力が著しく低下した。貿易の面では、中国など成功した輸出国との競争や世界的な貿易障壁の解消によって、いまでは国内消費向けの単純な製造業を発展させる機会すらほとんどの貧困国には与えられていない。 輸入代替による産業化の余地がなくなったのだ。

    我々がこれま

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    2022年05月21日
  • 貿易戦争の政治経済学:資本主義を再構築する

    Posted by ブクログ

    経済学の命題はすべて条件付きの命題なので、命題を適応する前に現実の状況が前提条件を満たすのか考えないといけないと主張していて勉強になった。

    また、単一の普遍的モデルによって世界を説明する学問ではなく、複数のモデルを状況に応じて使い分ける学問であること、古いモデルが新しいモデルに完全に置き換わるのではなく、新しいモデルが増えていくことで発展する学問であるということも主張していた。

    それゆえ、経済学は数学の言葉を使うからといって自然科学とは違い、状況に応じてモデルを選びとる技芸の要素が入るものだそうだ。

    この主張は経済学に限らず社会科学への不満や不信が言語化されているように感じ共感した。

    0
    2026年06月14日
  • 貿易戦争の政治経済学:資本主義を再構築する

    Posted by ブクログ

    「グローバリゼーション」という言葉をよく耳にするが、世界経済に対しては必ずしもグローバル化が良い影響与えるとは限らない。経済学者が唱える「自由貿易」に対し、違ったアプローチを示した本だった。

    ー環境問題などはグローバル・コモンズである一方、世界経済はそうではない。ー

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    2021年07月24日
  • 貿易戦争の政治経済学:資本主義を再構築する

    Posted by ブクログ

    ポピュリストが率いる政策は分断に楔をうち、常に敵を作って支持を得ている。
    失業→中国、治安→移民等。
    国内政治が方向性を失う中、エリート層のみが得をする形だけのグローバリゼーションを各国が取り入れることで更に格差が広がる。そもそも重商主義的な経済発展(輸入者側の雇用を奪い輸出者の雇用を守る)と比較優位(富は物質、つまり輸入によってもたらされ、輸出は輸入を行うための方法)は相反するものであり、貿易協定の批准は両国に利益をもたらすことはありえない。

    0
    2021年05月18日

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