みき尾の作品一覧
「みき尾」の「明日の湯」「主婦やめます!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「みき尾」の「明日の湯」「主婦やめます!」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
小説・文芸
ラノベ
Posted by ブクログ
家事代行会社を立ち上げた3人の主婦のお話
子供が1歳になって復職しようとしていたところに、夫がリストラに遭った松枝梨沙
妻の家事を軽んじて、仕事をしている事を免罪符にする典型的な昭和脳な夫を持つ奥竹美加子
夫を亡くし、娘家族も家になかなか来られなくなったため、何か自分にできる事を始めようとしていた汐田梅
3人は井戸端会議の中で出た家事代行会社の話を実際に行う
家事代行の依頼者のそれぞれの事情や、周囲に現れる不審者、空き巣狙い事件など
家事の豆知恵的なものが紹介されているかと思ったけどほとんどなかった
主題は何になるんでしょうね?
男が外で仕事をして、女が家で家事育児をするという旧来の常識へのアンチテーゼなのだろうけど
そこに空き巣狙い事件とかが混じってくるので、なんだかテーマがぼやける
梨沙と敬一の夫婦は、義母の偏見
美加子のところは夫のモラハラ
まぁ、現代では完全な専業主婦という方が珍しい存在なんじゃなかろうか?
夫婦二人の収入がなければ生きていけない世の中になっているのに、仕事をしている方が偉いとかって価値観はどうもね
不審者の正体に関しては、物語の定番の展開なので、そんな事情でしょうねぇとしか思わない
むしろ、空き巣狙いの方が、結局そんななの?と思ってしまった
Posted by ブクログ
東京の下町にある銭湯「明日の湯」の三代目三助の元に起こる騒動。
今流行りの「お仕事小説+日常の謎+恋愛要素」という作品のひとつでしょうが、実はお仕事小説としてもミステリとしても恋愛要素も今ひとつ中途半端な感じがするのです。だからと言って面白くなかったかというとそうではなく、とても居心地のいい作品だったのです。それは明日の湯という銭湯の心地好さに通じるものなのでしょう。
銭湯も斜陽産業の代表格のひとつです。だから現実として廃業する所も多くあります。存続を賭けて新しいアイデアやサービスを投入する所もあります。でもここで描かれる明日の湯は(もちろん経営が厳しいという描写があるけれども)そこをメインとしていないのですね。日々の営みとしての銭湯が描かれています。その中で起こる騒動と謎。まずは何をともあれ明日の湯自身の魅力を前面に書かれていたからこそ、居心地がよかったのかも知れません。
ばあちゃんが急に店を畳むと言い出した理由、不登校となった女子高生の気持ち、母の元に現れた謎の女性、脱衣所に忘れられた海外の少年、不意に戻ってきた父親。三助はその騒動にてんてこ舞いになりながらも、自分と明日の湯の関係を見出していきます。