作品一覧

  • 教養としてのドラッカー―「知の巨人」の思索の軌跡
    4.0
    1巻1,980円 (税込)
    いまドラッカーから何を学ぶか。親交を重ねた著者が、主要著作を読み解きながら「知の巨人」の思想やエッセンスを解説。
  • 平成経済徒然草 パラダイム転換する世界と日本
    -
    1巻2,200円 (税込)
    「断絶・非連続の時代」が始まろうとしている。 世界の中で見極め勇気ある選択をする「覚悟」が問われている日本を鋭く分析。 ★平成の時代が終わろうとしている。平成は、日本の経済、社会にとって厳しい30年となり、新しい時代は不透明、不確実な模索と試練の時代が始まろうとしている。 平成元年、日本では日経平均株価が3万9000円近く上昇し、バブル景気の絶頂期だった。しかし、1年後、日本の株価は暴落し、以後厳しい経済停滞が続いた。 世界では、ベルリンの壁の崩壊、米ソの冷戦も終焉。各国が経済発展を手にしようと制度改革、開放政策を断行し始め、経済のグローバル化が急進展した。世界は大転換をみせ、ICTが経済、社会を変革し始めた。 中国は平成元年の天安門事件で一時孤立したが、トウ小平の改革開放路線の加速により飛躍的に発展した。日中が逆転し、中国経済が世界ナンバー2となった。技術力も高め、もはや単なる「世界の工場」ではなくなった。 世界の政治では中道派が後退し、極右勢力が力を強めている。多国間協力が必要とされる時代であるのに、米国のトランプ政権誕生をはじめ自国優先主義が横行している。中国の国家資本主義に米国では脅威感が強まり、米中貿易摩擦が起こり、米中の覇権争いに転じ始めている。 このようななかで、日本はバブル崩壊に伴う不良債権問題、金融危機、デフレといった大問題が起き、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件、東日本大震災、原発メルトダウンといった大災害や大事件に見舞われた。さらに政治も流動化した。首相は17人替わり、人々の意識も「内向き」に変わった。 ★本書では、平成時代の日本は「失われた10年」から「失われた20年」、「失われた30年」になると懸念し、世界の新しい潮流から半ば落ちこぼれていることを指摘。世界の動きはさらに加速しており、日本は自ら方向を見極め、立ち位置を確認しながら勇気ある選択をする「覚悟」が必要であろう、と提言する。 著者は、長年、世界経済・政治を目の当たりにしてきた経済ジャーナリスト。 新しい経済・社会に移行する大きな過渡期にある日本について、危機意識を持ちながらグローバルな視点でその時々に執筆、掲載された98本の経済エッセイと1970年代から親交のあったピーター・F・ドラッカー氏との逸話も収録。

ユーザーレビュー

  • 教養としてのドラッカー―「知の巨人」の思索の軌跡

    Posted by ブクログ

    ドラッカーの人間性を取り上げた一冊。経済学者として考えていたが、彼は人に興味があり、人類がどのように進むべきかを考えていたかのように感じた。時代が変わる中、今の年金制度や高齢者の扱いをどのように考えるか、社会システムそのものの変革に警鐘を鳴らしているようだ。個人的にも一生働く必要性を感じていたので、その点には共感ができる。

    0
    2025年04月13日
  • 教養としてのドラッカー―「知の巨人」の思索の軌跡

    Posted by ブクログ

    ドラッカーの生涯
    特に、複数回の来日など日本贔屓の姿が印象的でした。

    ナチスの時代にドイツからロンドン、そしてアメリカへと移住する。日本への関心も高く、日本画に傾倒する。

    組織の寿命よりも人の寿命が伸びたことで、
    個人が自らの人生をマネージメントする必要がある。

    二十世紀最大の出来事は人口革命であり、最大の関心は人間。人口構造の変化に着目する。

    ヴェルディ
    「人間だけが失敗から学ぶことができる。私は、皆さん以上に失敗した。だから、学び続けなければならない」
    →どんな仕事に就こうとも、絶えずより良いものを生み出したい

    「日本の絵画は空白が支配している」「空白が絵の構図を決める」というド

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    2023年10月02日

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