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「東麻マユカ」の「インスタント・ハッピーエンド」「色で着回すスタイリング・ノート」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
死んだ人を生き返らせたり、願い事の数や時間を増やしたりでない限り、どんな願いでも叶えてくれる。
但し時間制限は3分間。
タイトルに「インスタント」とあるが、カップ麺より、ケトルの精の趣味に合わせれば、紅茶の抽出時間と言ったほうが、しっくりくるような気がする。
3分間しか効力がないので、例えば別れた恋人の心を取り戻したいという願いには不向き。
初手がこの恋人との別れの話になるが、まあ元カレもその彼の今カノも結局はクズなので、フラれた彼女が前を向くための「復讐」にその3分が使われたことは本当によかった。
それまでが本当に腹が立ったが。
2話目も、ママ友の態度がねえ、しんどい。
ママ友コミュニティでの格差や偏見、小学校でのいじめ、父娘の確執、認知症など、現実味のある問題と抱き合わせなことが多い話だったので、ほっこりする話もある一方で、読んでいてしんどい部分も結構あった。
しかも、それに対しての願い事が本当に小さな効力しかないので、もどかしくもあり。
最初はそんな小さなことでいいのかと思うこともあったが、次の話、次の話で進んでいくと、ちょっと背中を押してくれるだけでいいのかもしれないと思えるようになった。
いじめに立ち向かう話とか、娘と向き合う話とかが、それかな。
その後どうなったか、描かれない話もあるが、少しでも向上してくれればいいなと思う。
ケトルが前の持ち主から次の人へバトンタッチする方式なので、どうしても閉じられたコミュニティの中で回りがち。
以前の話の登場人物が別の話に出てきて繋がっているという形式なので、読んでいて嬉しいが、願い事した人ばかりで周り溢れてないとも思ったり。
最後の話で、円環が閉じたというか、ぐるっと一周してしまった感じだったので、あのケトルが次はどちらに行くのか気になりはした。
今度はぐるぐる回らず、次へ次へと進んでいってほしいな。