橋詰卓司の作品一覧
「橋詰卓司」の「【改訂新版】良いウェブサービスを支える 「利用規約」の作り方」「新アプリ法務ハンドブック」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
本書は3部構成になっていて、アプリの「開発」「提供」「運用」の各フェーズで関わるかもしれない法律上の話題について過去の事例とともにまとめられている。
第1部の「開発」フェーズでは、主に知的財産権、Apple や Google といったアプリストア提供者がアプリ提供者に対して示す契約について書かれている。
Apple や Google の規約の全体像が分かりやすくまとめられていて、アプリ提供者が透明化法によってアプリストア提供者に対して特定の要求ができることなどは知らなかったので参考になった。
一方で、例えば価格帯チャート(Tier)については2022年12月に特定の所在地の価格から各国の価格が自動的に算出される機能が告知されていて、書籍の発行後にもこういったアプリストア提供者側の変化は当然あるので、自発的に情報をキャッチアップして最新を追う姿勢は必須だと感じた。
第2部、第3部の「提供」「運用」フェーズでは、特定商取引法、資金決済法、景品類規制など多くのエンジニアがアプリ開発で触れたことのあるような話題について詳しく書かれている。
このあたりの話題については概要の把握はできるものの、なにが法律的に許容されるかといった判断は少なくと一開発者として判断することはできない、というか専門家に任せるべきだろうと思うので、教養として知っておくような内容なのだろうと思った。
Posted by ブクログ
技術者ではなく何人かの弁護士が各章を受け持ってChatGPTを始めとした生成AI利用にあたっての注意点を具体的に説明してくれているのがこの本のポイントです。生成AIがもたらす利便性は多岐に渡り一般的なビジネスにおいて例えば翻訳用途に利用されるなど、ChatGPTが盛り上がる前から日常的に利用されるようになっています。
その場合問題になりえるのは情報の漏洩や著作権の侵害です。例えばなんの気なしにわかりにくい英文メールをChatGPTやDeepLを使って翻訳するという行為には既に個人情報漏洩に関するリスクが内在しています。オプトアウトが有効であっても、一時的にその情報はサービスプロバイダーに渡っているし、サービスプロバイダーはその情報を個人情報や機微情報そのものとは扱いません。おそらく全ての情報は等価に扱われます。もちろんセキュリティ面における安全への配慮は行っているものの、その情報が個人情報か機微情報かなんでもない一般的な情報かについて感知しないということです。
これまでもGoogle検索等の検索エンジン利用を通して様々な情報をサービスプロバイダーに流してきた可能性はあるわけですがLLMの場合それらの情報が学習に使われ、第三者のサービス利用に対するアウトプットとして漏洩するリスクがあることを常に考えて使っていく必要があります。