若年性アルツハイマー型認知症。雑誌や大学、本 ”Still Alice"でも読んで知っていたような気になっていたけれど、家族目線、娘目線でみた母親の苦しんでいる姿を感じたのは初めてだ。子供としてはどうしても母親として自分によくしてくれた子供時代の思い出が大半を占めていく中で、自分に暴力をふるって不機
...続きを読む嫌な顔をされる。59歳という若さで認知症を患っていく母親の苦悩とそれを受け入れらない娘の葛藤。著者のいうようにきっと教科書通りにいかない自分の心と介護。トライアンドエラーで家族として支えていき自分の心も支えていく。これは、Mental disordersの患者の対応にも十分に言えることだが、患者にとって自分を愛してくれている、自分のことを思っていてくれるということが一番のサポートになるというのは共通点かなと思った。母親が病に患ったからこそ得れた家族の絆、素敵なお話。