イサンヒの作品一覧
「イサンヒ」の「人類との遭遇 はじめて知るヒト誕生のドラマ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「イサンヒ」の「人類との遭遇 はじめて知るヒト誕生のドラマ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
普通の摂食としての食人はなかった。食人は儀式的なならわし。クール―病などたんぱくプリオン異常の原因となる。
ゴリラとチンパンジーの交尾戦略。
ゴリラは、あらかじめ序列を決めておく。メスの発情期に合わせて戦わなくてすむ。メスは楽。
チンパンジーは、メスの発情期が決まっていない。精子が多い。オスの精巣は類人猿のなかで最大。
ゴリラもチンパンジーも、だれが親かはわからない。子育てに手を掛けない。
メスの発情期がわからなければ、オスはいつも食べ物を運ぶ必要がある。
ラブジョイ説=セックスと食べ物の交換によって一夫一妻制が生まれた、とする説。その反対説が、人間は父親という文化的な役割をもつ、とする
Posted by ブクログ
こういった学問は自然人類学にジャンル分けされるらしい。
ジャケットからも”サルから人間への進化史”を学術的に描いた本かと思ったが、タイトルを読んでみると全然違う。
そこで読んでみたら…。
月刊誌に連載されたコラムを一つにまとめたもので、(一般向けなので)当然、学術的というより分かりやすく面白く書かれてある。
これを読む限り、私たちが子供の頃に習った人間はサルから進化して・・なんて単純な話ではないというのがよく分かって面白い。
何より、古臭いイメージの人類学が、遺伝子解析を元に、わずか指の骨の破片から性別・年齢・身長や、(生存していた)年代はおろか、どの人種の遺伝子を引いているかまで分かる