【要約】
①「本当に心が強い人」の定義
心が強い人=「決して折れないポジティブな心を持つ人」とイメージされがちだが、本当の心の強さとは「何度心が折れても、そこからの立ち直り(回復)が早いこと」
メンタルは生まれつきの才能ではなく、負荷をかけて回復させるプロセスを繰り返すことで、後天的に鍛えられる「筋トレ」のようなもの
★心が折れかけた経験 × 回復した経験 = 強いメンタル(心の強さ)
心が折れるのを恐れて挑戦を避け、安全な場所にいるだけではメンタルは強くならない
あえて挑戦し、折れては立ち上がるサイクルを回すことこそが重要
②「心が折れやすい人」と「折れにくい人」の特徴
■心が折れやすい人(弱い人)の3つの特徴
(1)完璧主義
すべてを自分一人で完璧にこなそうとし、プライドが邪魔をして他人に頼れない
(2)視野が狭い
目の前の出来事や結果だけに一喜一憂し、その先の長い人生に目を向けられない
(3)見られ方を気にする
自分の欠点や失敗を他人の目が気になって異常に引きずってしまう
しかし実際には、他人はそれほど自分に興味を持っていない
■心が折れにくい人(強い人)の特徴
・折れかけたメンタルを回復させる独自の「改善策(回復策)」を持っている
・起きた出来事に対する「解釈」がうまく、失敗を次の学びとして捉える癖がある
・深刻になりすぎず、他人の余計なアドバイスや言葉を「すべて受け取らない」スルー力がある
・支え合える「仲間」がいる
③折れた心を回復させる「シンプルな法則(アクション)」
日常生活の中でメンタルを回復させ、強くするための具体的な行動プラン
・朝、理想の1日をメモに書き出す:
人間は流されやすく、前夜の決意も翌朝には忘れてしまいう
朝一番に「今日どんな1日にしたいか、何をやるか」を書き出すことで、他人の意見や感情に流されない強い軸を作る
・「暇な時にやることリスト」を作っておく:
人間は暇になると、脳の性質上ネガティブな悩み事を探し始めてしまう
あらかじめ「暇になったらやるお気に入りの行動」をリスト化しておき、悩む隙(空白の時間)を能動的な予定で埋めてしまう
・「復讐リスト」で悔しさを燃料に変える:
嫌なことを言われたら、相手の名前と言われたこと、そして「どうやって圧倒的な結果で見返すか」をノートに書き留める
イライラや悔しさという強いエネルギーを、努力の原動力へと強制転換する手法
・へこむ時間に「制限(タイムリミット)」を設ける:
だらだらと悩み続けるのを防ぐため、学校のチャイムのように「悩むのは16時まで、17時からはバイト」などと時間を区切る
時間が来たら、たとえ気分が晴れなくても強制的にいつもの生活行動に戻ることが回復を早める
・圧倒的な行動量(数をこなす)でへこむ暇をなくす:
予定を詰め込んで場数を踏むことで、1つひとつの失敗に対するショックが相対的に小さくなり、失敗への耐性がつく
・心が折れる前に「読書」をする:
イギリスの研究によると、静かな場所でゆっくり本を読むことは、ストレスを68%も低下させる効果があり、音楽鑑賞(61%)や散歩(42%)、ゲーム(21%)を抑えて最強のストレス解消法となる
・感情を定期的に爆発させる:
映画を観て思いきり泣く、お笑いを観て大笑いするなど、意識的に喜怒哀楽をむき出しにして心のガス抜きを行う
・支え合える「仲間」を持つ:
1人で全てを抱え込まず、頼れる仲間や同じ目標を目指す仲間がいるという安心感が、心の最大の支え(レジリエンス)になる