庄司創の作品一覧
「庄司創」の「三文未来の家庭訪問 庄司創短編集」「白馬のお嫁さん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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少年・青年マンガ
Posted by ブクログ
んまぁ、これはあくまで、私個人がこれまで、それなりの量の漫画やら小説を読んできて、ここ最近、抱き始めてる『考え方』なので、「いや、ねーわ」って否定する人もいるのも承知してるんですが、漫画家ってのは「他人と違ってなんぼ」の職業だと思う訳ですよ
十人十色で、同じ考え方をする人はいないってのを前提にした上で、「自分にしか見えない」世界を描き続けられなきゃならない、キツい職業だと思うんです(それを最高だと思えるようになるのも、漫画家を続けられる秘訣なのかな)
ホント、私個人の考えなんですけど、小説家やミュージシャンより、生みの苦しみが強い、と思うんですよ(小説家を志してる人間が、こう考えるのもどうなんだ、とは思いましたが)
ちょっとグダグダ語っちゃいましたが、何を言いたいのか、と言うと、この庄司先生、少なくとも、私が名前を知ってて、作品も読んでる漫画家の中でも、とびっきりに他人と違うモノを観られる眼を持ってると思うんですよね
世界ってレベルじゃなく、違う次元が見えちゃってて、地から足が浮いちゃってるんじゃ、と読んでる最中に不安すら覚えた
庄司先生の代表作と言ってもいい『勇者ヴォグ・ランバ』は世界観の独特さと、台詞の難解さで挫折しちゃいましたが、これはサクサク読めました(でも、今なら『勇者ヴォグ・ランバ』も読めるって気には、残念ながらなれてない)
画そのものは繊細かつ丁寧に描かれている反面、どこか優しい、もしくは慈悲深い
話の内容は脇に置いて、進むテンポだけに注目すれば、軽快とは言い辛いが、躓いている感じは見受けられない
ただ、やはり、内容が突飛・・・いや、未来的だ。『辺獄にて』は世界観も登場人物も現代のイメージが強いし、『パンサラッサ連れ行く』は、哺乳類すらいなさそうな超古代が舞台なんだが、五重は余裕で渦巻いて、逆にミライな感じがしてしまう
短編集ではあるが、一編が重厚なので、短編集って感覚は薄くなる
ただ、こうやって評してはいるが、嫌いじゃない。好き、と断言は出来ないが、共振を感じる点は少なくない
「このマンガが凄い」にランクインしてもおかしくないっつーか、むしろ、入らない方がおかしいレベル
仮に、「どれが面白いの?」と聞かれたら、私は表題作の『三文末来の家庭訪問』を躊躇わずに挙げる
ぶっちゃけ、自分以外の読み手の価値観が崩壊しても構わないって割り切れちゃう猛者でなきゃ、見ず知らずの他人に推薦するのは難しいかな
でも、面白いってのは確定的