高川武将の作品一覧
「高川武将」の「超越の棋士 羽生善治との対話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「高川武将」の「超越の棋士 羽生善治との対話」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
2010年から2018年に渡って計9回行われた羽生先生のインタビューと、渡辺棋王や谷川永世名人などのインタビューをまとめた本。
羽生先生の本は、全部とは言わないまでもほとんど読んでるけど、この本は本当に読んでよかったと思いました。
長期間にわたってインタビューされているので、その間に羽生先生の中で変わった考え方、変わらないものなどを追うことができます。
羽生先生著の決断力や大局観なども佳作だけど、昔はこう思ったけど今はこう思ってるなどがわかるので、どの年代の人にも参考になるのではないかと思います。
特に印象深かったのは2点。
まず、最初のインタビューが終わったとき、同席していた人は
Posted by ブクログ
将来的に藤井さんが超える可能性はあるが、将棋の歴史の中で、これまでで最高の棋士であった羽生さん、および、ライバル棋士たちを中心に対して行ったインタビューをまとめた1冊。事前の準備もしっかりしているし、インタビューの中の質問は本質的で鋭いものばかりであり、インタビュー集として素晴らしい本だった。
読んでいるうちに、少し物足りなく思ったのは、実際の将棋の話がほとんど出てこない点だった。棋譜は掲載されていないし、羽生さんが打った歴史的な一手が数多くあるのだが、それについても触れていない。と書いているうちに、しかし、プロの棋士に将棋の一手のことを語らせても、私を含めて、多くの人はその意味を理解できない
匿名
羽生善治とのインタビューと、関係している棋士などのインタビューで構成されている。
羽生に関係した棋士たちのインタビューで、羽生がいかに他の棋士を超越した存在であるかをよく知ることができる。周りの棋士が羽生との戦いの中で、悩み、苦しみ、研鑽していく中において、羽生のインタビューは常に飄々とした感じを持つものである。
筆者は羽生の中に、もっと勝負に対するギラギラした貪欲さを見出そうとするが、インタビューではそれを引き出すことがうまくできなかった。
それを垣間見ることができたのは雀士、桜井章一と、羽生善治との関係の中でである。雀鬼の桜井は羽生の勝負にかけるギラギラしたものを見ていた
Posted by ブクログ
ルポライター高川武将氏が羽生善治との対話を通して、羽生善治の実像に迫った作品、407頁の大作です。渡辺明、久保利明、谷川浩司、森内俊之などの棋士との関係(対局)にも触れられています。カープ帽の最強の少年から将棋史上最強の棋士に。寝癖髪の絶対王者、羽生マジック、羽生睨み・・・。そんな羽生善治になぜか癒しを感じる著者です。(多くのファンも、同様に、畏敬の念と癒しを感じるのではないでしょうか)現代将棋はソフトの影響からか、手損を気にしない、形にこだわらない、時系列でものごとを考えない所がありますが、それらにもしっかり対応し、復活されることを確信しています。