堀田義太郎の作品一覧
「堀田義太郎」の「シリーズ・思考の道先案内」「政治学大図鑑」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
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Posted by ブクログ
今この社会を生きていくうえで「差別」というテーマについて考えずにやっていくことはほぼ不可能(すさまじい特権を持っているなら別だが)だと思う。とはいえ、明らかに間違っていると思うことに声を上げようにもそれを上手く言語化できなかったり、詭弁でごまかされてしまったりすることは驚くほど多い。この本は、あらゆる差別に抵抗していきたいがそもそも「差別をなくすべき」という前提を共有していない人間に対して反論する言葉をまだ構築できていなかった私のような人間にはまさにぴったりの本だった。
差別という大きなテーマを「差別とはどういうものか」「差別はなぜ悪いのか」「差別はなぜなくならないのか」の3つのトピックに分けて、かなり易しく説明してくれている。特に、感情や善悪といった曖昧な基準でなく、事実やデータがすべてを決定する、それらが存在しているのだから差別が起きるのは仕方がない、といった姿勢が「知性主義」としてしっかり有徴化されていたのがよかった。
この本に書かれていることを思考の土台として活用することができれば、身近な差別にもっとうまく立ち向かっていけると思う。注釈で紹介されている本も今後の勉強で役に立ちそうで、まさしく道先案内という言葉がふさわしい。新年一発目にこの本を読めてよかったと思う。