作品一覧

  • 遊廓に泊まる(とんぼの本)
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 独特の意匠を誇る廓建築に魅せられたカメラマン関根虎洸が、各地にわずかに残る現役営業中の「泊まれる遊廓」を渾身取材。破風屋根や大階段、中庭をぐるり囲んだ回廊、壁や床に施された華やかなデザイン……かつて宮大工たちが腕を振るった、遊び心に満ちた造りは必見。遊廓時代を知る人たちの証言も貴重だ。奇跡のように残された20の「夢の跡」へ、ディープにご案内しよう。 ※当電子版はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご了承ください。

ユーザーレビュー

  • 遊廓に泊まる(とんぼの本)

    Posted by ブクログ

    古い建物などが好きで、
    よく見に行ったり泊まりに行ったりする。

    遊郭は「別世界」を演出するということで
    やりすぎ感あふれる装飾や意匠を施したものが多い。
    (それがいいんだけどな~)
    でもそれがもう今では作ることができないほど贅沢な材質や美術だったりする。

    絶滅寸前ともいわれている遊郭の建物は
    近代化と共にどんどん取り壊されていく
    まるでそこに初めからなかったかのように
    人々の記憶からも消え去るかのようになくなっていく。

    大きなお金が動くところには
    華やかで艶やかな世界もまた広がる
    それも歴史の一つ。
    人々の人生が重なっていった場所でもあるんだろな

    で、何気なく見ていたら…
    かなり前に伊

    0
    2019年12月19日
  • 遊廓に泊まる(とんぼの本)

    Posted by ブクログ

    昔から古い町並みが好きです。
    おそらく、その理由は私が子どもの頃に過ごした元遊郭の街・飛田にあるのだと思う。
    4歳から9歳からの約5年間、両親が居酒屋を経営していた関係で、飛田百番のわりと近くに住んでいました。家族で百番に行ってすき焼き食べたりということもありました。なので、本書の飛田百番の写真はとても懐かしく感じます。

    実は全国には遊郭だった建物を旅館として営業しているところがけっこうあるということをこの本で知りました。写真が中心の本書には明治、大正、昭和の懐かしい町並に外観、内装の写真がたくさん。どことなく懐かしい雰囲気に惹かれながら読みました。

    しかし、この界隈では多くの遊女さんたち

    0
    2018年12月11日
  • 遊廓に泊まる(とんぼの本)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    まだ残っているところがあるんだ。ちょっとびっくり。風情というかなんというか。非日常だったんだろうなあ。

    0
    2023年10月11日
  • 遊廓に泊まる(とんぼの本)

    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)
    昭和33年4月、売春防止法が施行され、日本地図から「遊廓」は消え、娼妓たちは去り、建物が残った。その後、あるものは元妓楼経営者の住処となり、あるものはアパートや店舗となった。60年を経た現在、建物の老朽化が進み、取り壊されたものも多いが、いまなお奇跡的にその姿を留めているのが「転業旅館」。現在全国にわずかに残る、現役で営業中の「泊まれる遊廓」を渾身取材。独特の廓建築を内観外観ともに隅々まで撮影。往時を知る人たちの証言も収載。これぞ日本最後の遊廓の姿を伝える貴重な記録である。

    編集者の文章かもしれないが、的確な内容紹介と、本全体に漂う匂いまで伝えて名文だと

    0
    2020年03月28日
  • 遊廓に泊まる(とんぼの本)

    Posted by ブクログ

    どの旅館も手入れが行き届き、綺麗だなあと思いました。
    人が住むことで、建物は艶を保つのだなと感じました。

    京都の多津美旅館のページにあった「時代を流してしまいたいという人の多いことを肌で感じます」という言葉が沁みます。
    何事も、なかったことにすることはできない。認める認めない許す許さないの繰り返しで時代はハンドオーバーしていくものだと思います。

    0
    2019年05月25日

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