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独特の意匠を誇る廓建築に魅せられたカメラマン関根虎洸が、各地にわずかに残る現役営業中の「泊まれる遊廓」を渾身取材。破風屋根や大階段、中庭をぐるり囲んだ回廊、壁や床に施された華やかなデザイン……かつて宮大工たちが腕を振るった、遊び心に満ちた造りは必見。遊廓時代を知る人たちの証言も貴重だ。奇跡のように残された20の「夢の跡」へ、ディープにご案内しよう。 ※当電子版はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。ご了承ください。
Posted by ブクログ 2019年12月19日
古い建物などが好きで、
よく見に行ったり泊まりに行ったりする。
遊郭は「別世界」を演出するということで
やりすぎ感あふれる装飾や意匠を施したものが多い。
(それがいいんだけどな~)
でもそれがもう今では作ることができないほど贅沢な材質や美術だったりする。
絶滅寸前ともいわれている遊郭の建物は
近...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月11日
昔から古い町並みが好きです。
おそらく、その理由は私が子どもの頃に過ごした元遊郭の街・飛田にあるのだと思う。
4歳から9歳からの約5年間、両親が居酒屋を経営していた関係で、飛田百番のわりと近くに住んでいました。家族で百番に行ってすき焼き食べたりということもありました。なので、本書の飛田百番の写真はと...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年03月28日
内容(「BOOK」データベースより)
昭和33年4月、売春防止法が施行され、日本地図から「遊廓」は消え、娼妓たちは去り、建物が残った。その後、あるものは元妓楼経営者の住処となり、あるものはアパートや店舗となった。60年を経た現在、建物の老朽化が進み、取り壊されたものも多いが、いまなお奇跡的にその姿を...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月25日
どの旅館も手入れが行き届き、綺麗だなあと思いました。
人が住むことで、建物は艶を保つのだなと感じました。
京都の多津美旅館のページにあった「時代を流してしまいたいという人の多いことを肌で感じます」という言葉が沁みます。
何事も、なかったことにすることはできない。認める認めない許す許さないの繰り返し...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月18日
かつて日本に偏在していた遊郭の一部は旅館として未だに存続しているという。そんな遊郭に泊まってみる、というコンセプトで北は青森県八戸市から南は山口県萩市まで、14の元遊郭の旅館の模様を豊富な写真でまとめ上げた一冊。
1958年に施行された売春防止法により日本の遊郭は法律上、存続が禁止された。そうした...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年11月01日
往時の隆盛と歴史を旅館に形を変え、今に伝える「遊郭」。関根虎洸 著「遊郭に泊まる」、2018.7発行。今はなき「遊郭」への思いは、老若男女それぞれに、違った思いが巡ることでしょう。「贅沢」とか「もてなし」とか・・・、もっと違うものではと感じる私は、貧乏(小市民)だからかもしれません。でも、人の苦しみ...続きを読む