杉本和行の作品一覧
「杉本和行」の「デジタル時代の競争政策」「「番犬」公取委はなぜ吠え方を変えたのか?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「杉本和行」の「デジタル時代の競争政策」「「番犬」公取委はなぜ吠え方を変えたのか?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
こういうのは出版後早く読むべき、とおもうけど、研修資料に紹介されていて、読んでみた。
すでに常識になっていることもあったけど、第3章に出てくる、働き方と独占禁止法とか、人材獲得市場における独占禁止法などは今でも十分参考になると思われる。
また、独占禁止法がなぜ必要なのか書かれていたが、競争がなければイノベーションは生まれない。自分に選択権があり、選択権を行使できたということで、社会の満足度が高まる、独占禁止法は、自由、公正という価値を経済社会において保障しようという理念に基づくものと考えられる。とあり、民主主義にとってなくてはならない法律であり、制度なんだとわかった。
世界中の国が協力して、こ
Posted by ブクログ
全体としては3章構成になっており、第1章は独占禁止法と公正取引委員会についての総論。第2章は具体的な反競争的行為についての解説があり、第3章でようやくデジタル時代の規制についての記述になる。肝となるのは、これまでは主にB2B取引に使われて来た独占禁止法の考え方をB2Cにも応用するということと、消費者がプラットフォーム事業者に提供しているデータは「投入財」であると位置付けて、プラットフォームの利用についても財とサービスのやりとりであると見なすということだろう(私の理解が正しければ)。
150ページ程度の本書では精密な議論がなされないのは仕方がないのだが、上記の議論が正しいとすると「ユーザーがサ