作品一覧

  • 禅に学ぶ 人生の知恵 澤木興道名言集
    5.0
    1巻1,540円 (税込)
    澤木興道は日本を代表する禅僧です。1880年、三重県津市の出身。幼くして両親を失い、決して裕福とはいえない養父母のもとで育ちました。1899年に永平寺で出家、生涯独身で自分の寺を持たず、各地の道場を転々として坐禅を広めました。のち駒澤大学特任教授として後進の指導にもあたります。1965に亡くなりましたが、そのシンプルで清々しい彼の教えは、米国のスタンフォード大学にある曹洞禅センターにも受け継がれました。禅を愛するかのスティーブ・ジョブズ(アップル創業者)も間接的に影響を受けています。  澤木興道は生涯を通じて禅の教えを説き、多くの講話をおこないました。そのなかから私たちを励まし生きる力を与えてくれるような言葉を選び出したのが本書です。 「今! 今! 今! 一生が今の連続である」 「幸福というようなことを、 そう単純に自分の幸福や不幸で考えるのは間違っている」 「今日を空虚にして過去のことばかりいっているものは、過去の亡霊だ。 未来未来といっているやつは未来のまぼろしだ。 わたしどもはいつでもピチピチして、思い切り充実して生きねばならぬ」 「自分になり切る。 わたしがわたしになり切る。 あなたがあなたになり切る。 山が山になり切る。茶碗が茶碗になり切る。 一切の物がそれ自身になり切る」
  • 禅談
    4.0
    「人間は何度も何度もこの世に生まれてくることはできない。この大切な一生を、何の願も立てずに空しく過ごしてしまうということは、まことにもったいないことである」──「絶対のめでたさ」とは何か。「自己に親しむ」とはどういうことか。安直な自己肯定を戒めながらも、仏教を決して高尚なもの、多くの人の手の届かないところにあるものとはしない。時代を超えた迫力の説法。

ユーザーレビュー

  • 禅に学ぶ 人生の知恵 澤木興道名言集

    Posted by ブクログ

    澤木師の言葉を1頁にひとつ並べた、謂わば禅語集なのですが、
    やはり、師の言葉だけ並べるだけでは、と思ってしまう。
    いやいや。それだけでもじゅうぶん価値あるものなのですよ。
    でも、師の人生を知って、何よりも坐禅もあっての言葉だと、思いました。

    0
    2018年07月31日
  • 禅談

    Posted by ブクログ

    1965年に亡くなった禅僧である澤木氏が残した仏教に関するエッセイ集。
    この本も一度1997年に刊行された後、2018年に再刊されているので人気ぶりがうかがえる。

    テーマは
    ・最高の幸福
    ・文化人の宗教
    ・願の話
    ・和の話
    ・武禅一味
    ・少欲と知足
    ・回光返照
    ・食堂の宗教
    ・お袈裟の話
    ・蝕処生涯随分足
    ・座禅の本領
    ・修証一如
    ・座禅の秘訣

    など多岐に渡る。
    1880年生まれという事で、日露戦争にも兵として参戦し、禅僧であると同時に柔術(汲心流)の使い手でもあったという異色の経歴。

    なので、その経験したところから出る言葉なので個性があり面白い。
    しかしながら時々、話が飛ぶのでちょっと

    0
    2024年08月30日
  • 禅談

    Posted by ブクログ

    読んで面白いのは面白いのだが、名物教師の「フィルター」が濃厚に掛かった「禅」のようなもの、という疑いが残る。

    0
    2018年10月14日

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