及川賢治の作品一覧
「及川賢治」の「ぜんぶやりたい まにちゃん」「そらのかんちゃん、ちていのコロちゃん」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
毎日違うことをやるマニちゃん。街の人にどれが一番大切なのと問われる。さかな屋さんはさかなを売る、ゆうびん屋さんはてがみを運ぶ、お医者はびょうきを診る。そんな当たり前の視点を押し付けられそうになるが、それでもマニちゃんはやりたいことをやりつづける。全部マニちゃんににあって、楽しいから。
くどうさんの作り出すマニちゃんの欲求の捩じれがいい!泳ぎたくて、(水泳選手じゃなく)カエルになったり、一人で野球をやりたくて、(野球選手じゃなく)忍者になったり、月と話したくて、(宇宙飛行士ではなく)絵描きになる。直球じゃない捩じれがほほえましく、クスっと笑えます。
及川さんの絵は、かわいくて謎解きのような工夫がちりばめられている。
例えば風邪を引いたあと、街の人の前に出てきたマニちゃんは背中側から描かれていて、顔が見えない。その顔は実は、表紙で描かれている。怒った顔が表紙の絵本も珍しい。
他にも、忍者のシーンのチームもIGA, KOGAになっていたり、絵描きのマニちゃんの前には高く絵を買ってくれそうなおじさんがいたり、マニちゃんが戸惑う場面では、写真の木でおどろおどろしさを強調したりしている。ここは、こういう意図でこうしたのかなーと想像するのも面白い。
だれしも、じぶんのなかにマニちゃんが居るような気がした。
今日は何がしたいのだろう。