作品一覧

  • 学校に対話と尊重の文化をつくる 修復的実践プレイブック
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    1巻2,640円 (税込)
    学校で起こった問題や原因に対し、一方的なメガネを通して見て判断し解決を急ぐ前に、何が起きたか、それぞれが起きたことにどのような気持ちを持っていて、どうなることを望んでいるのか、気持ちを聞き・伝え合う。“人と人のかかわり”の出発点ともいえる「修復的実践」を行うためのプレイブック。
  • 贋作
    4.2
    1巻2,647円 (税込)
    画商に修復の腕を見込まれ、ある富豪の弁護士が所有する17世紀オランダ女流画家の作品の贋作をひそかに制作し、心ならずも絵画窃盗に加担してしまった女子画学生。私立探偵を雇って彼女の存在を探り出したその弁護士は、罪を暴き、大切な絵を取り戻そうと、彼女に近づくが、彼女の絵に対するひたむきさと知識の深さに敬意を抱くようになる。そして彼女は、絵を愛する、自分とは別世界に住む大人の男に惹かれ始めたが……。40年以上の時が流れ、過去を封印し罪の意識におののきながら、美術史学者として活躍する彼女の前に、自身の手になる贋作と新作がそろって出現した! いったいなぜ? 17世紀の女流画家と現代の女性学者、それぞれの愛と喪失と苦悩が時代を超えて呼応する。絵画贋造の技法も、複雑に絡み合う人間関係も、ミステリアスで美しい光のなかに見事に描きあげられた情感溢れる物語。

ユーザーレビュー

  • 贋作

    Posted by ブクログ

    美術を愛する人にもってこいの儚いお話でした。時代を往復しながらひとつの贋作巡って、関わる人間たちの後悔や愛情が紐解かれる、そのような物語でした。このような話をエモいというのでは無いでしょうか。

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    2020年10月06日
  • 贋作

    Posted by ブクログ

    1957年、ニューヨーク。親から相続した絵「森のはずれにて」が贋作にすり替えられてしまった弁護士はマーティ。探偵に調べさせると贋作を描いたらしき女性の住居が分かった。コロンビア大の院生のエリー。オーストラリアから英国で絵画の修復をしていたが女性には肝心な仕事が任せてもらえず、美術史へ専攻を変えて、アメリカへとやって来て、贋作もしていた・・・1635年、オランダ。ギルドがプロの絵描きを牛耳っていた時代。自分の絵画を自由に売れなかった。サラ・デ・フォスは苦労しながら絵を描いていた・・・盗まれたサラの絵を取り戻そうとする過程で、マーティはエリーに出会い、恋してしまう・・・そして2000年。エリーはシ

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    2019年02月05日
  • 贋作

    Posted by ブクログ

    1950年代、オーストラリアから来た貧しい画学生エリーは、絵画の修復をしながら大学院の論文を書いていた。エリーの修復の腕を見込まれ、17世紀オランダの女性画家の絵画の複製を依頼される。しかし、それは本物を盗むための贋作作製だった。知らずに窃盗に手を貸してしまったエリー。絵をすり替えられた持ち主の弁護士は、探偵を雇ってエリーの存在を知る。
    2000年、シドニー大学でオランダ絵画を教えるエリーの元に、かつて自分が描いた贋作と本物と両方の絵が絵画展のためにシドニーへやってくる事を知る。そして本物は持ち主が直々に持参するという。エリーの心は揺れ動く。

    50年代アメリカと、17世紀のオランダ、2000

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    2022年02月01日
  • 贋作

    Posted by ブクログ

    フィクションではあるけど実在の画家が出てきて、とてもリアルに感じる。平行して二人の女性の生が語られるけれど、ラストには深い感動が残る。サラの晩年が幸せに包まれたものでありますように、と願わずにはいられない。

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    2019年06月14日
  • 贋作

    Posted by ブクログ

    一枚の絵がある。十七世紀初頭のオランダ絵画だが、フェルメールでもレンブラントでもない。画家の名前はサラ・デ・フォス。当時としてはめずらしい女性の画家である。個人蔵で持ち主はマーティ・デ・グルート。アッパー・イーストに建つ十四階建てのビルの最上階を占有する資産家の弁護士だ。絵はニューヨークがまだニュー・アムステルダムと呼ばれていた頃オランダから渡った先祖が蒐集したコレクションの一つで夫婦の寝室に飾られていた。

    それが、パーティーの最中に盗難にあう。しばらく盗まれたことに気づかなかったのは、本物そっくりの贋作と入れ替わっていたからだ。マーティは私立探偵を雇い、犯人を見つけようとする。変人ながら腕

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    2018年07月08日

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