近いようで少し先の未来である2025年の世界が抱えるイシューをあぶりだして列挙している本。解決策はなく、2017~2018年時点における状況を整理するにとどめている。最も重要なキーワードとして「格差」「透明性」「アイデンティティ」の3つのキーワードで総括。
各国主要都市で多くのワークショップを行っ
...続きを読むているのだが、東京は対象外。日本が抱える固有のアジェンダは全く登場しない。
巻末では、個人に対する問いかけを列挙。普段から自問自答しているものがいくつかあった。面白い本ではないが、こういうことを考えるための良いガイド。
◆いまある資源のなかでより豊かな暮らしを送る方法はあるか
◆日々の選択が将来に大きな影響をもたらすか
◆自分の個人データをどの程度まで公開するか
◆最大の好機をどこで見つけるか
◆2025年に消えていない仕事はどこか
◆将来に備えられる子供を育てるためにどうしたらいいか
◆自分はなにを信じるか