作品一覧

  • アニーはどこにいった
    3.4
    1巻2,200円 (税込)
    スティーヴン・キングが賛辞を贈る新鋭、 恐怖と驚愕を増量して前作『白墨人形』をしのぐ傑作。 ホラーか? ミステリか?  いや、これは恐怖と驚愕を両立したホラー・ミステリの傑作なのだ。 妹アニーに起きた忌まわしい出来事が再び起こる。そう告げる不吉なメールで ぼくは故郷に呼び戻された。ぼくの前任の教師は、「息子じゃない」という血文字を残して 息子を惨殺したという。その血文字にこめられた真意を、ぼくは知っている。 8歳のアニーが姿を消したのは、ぼくが友人たちとともに探検に行った鉱山跡の洞窟でのことだった。 あの夜、あそこで恐ろしいことが起きた。そしてそのあとアニーにもっと恐ろしいことが起きたのだ……。 過去の忌まわしい記憶と、現在の忌まわしい事件。友人の不可解な自殺。惨劇の家で起こる怪異。 封印した恐ろしい記憶。それらがすべて明らかとなり、ひとつになるとき、 恐怖に満ちた真相が姿をあらわす! 恐怖と驚愕を見事に融合させた新鋭の傑作。
  • 白墨人形
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    スティーヴン・キング強力推薦! 少年時代の美しい思い出と、そこに隠された忌まわしい秘密。 最終ページに待ち受けるおそるべき真相。 世界36か国で刊行決定、叙情とたくらみに満ちた新鋭の傑作サスペンス。 あの日、僕たちが見つけた死体。はじまりは何だったのか。僕たちにもわからない。みんなで遊園地に出かけ、 悲惨な事故を目撃したときか。白墨のように真っ白なハローラン先生が町にやってきたときか。 それとも僕たちがチョークで描いた人形の絵で秘密のやりとりをはじめたときか――。 あの夏。僕には四人の友達がいた。太り気味のギャヴ、不良を兄に持つミッキー、シングルマザーの息子ホッポ、そして牧師の娘ニッキー。 不良たちに襲撃されることも、僕がニッキーへの恋に胸を焦がすこともあったが、この日々が終わるなんて考えもしなかった。 でも町では不和が広がりはじめていたのだ。僕の母の診療所への反対運動をニッキーの父が煽り、 ミッキーの兄に悲劇が降りかかり、少女の妊娠騒ぎが起こる。大人たちにも、僕たちのあいだにもヒビが入りはじめた。 そして、あの子が殺された。森で。バラバラになって。見つけたのは僕たちだった。でも、頭部は見つからないままだ。 30年が経った現在。白墨人形の絵とともに、あの事件が甦る。あの人が死んだことで、事件は解決したはずなのに。 20年ぶりに帰郷したミッキーは言った。「おれは真犯人を知ってる」。僕は友人たちとともに、あの夏の秘密を探りはじめる……。 第2作『アニーはどこにいった』も絶賛発売中! ※この電子書籍は2018年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

ユーザーレビュー

  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     死体を見たがる子どもたち。主人公を助けるミスター・ハローラン。極めつけは、足を引きずりながら斧で襲う殺人者…J・ニコルソン以外の誰の顔が浮かぼうか?
     本作はスティーヴン・キングの大ファン(もしかして、ナンバーワンのファン?)である英国人女性作家のデビュー作にしてキングへのオマージュ作品、ただしホラーよりもミステリ寄り。1986年と2016年の出来事を行ったり来たりしながら斬殺x2、水死x2、自殺x1を経て結末に至る。しかも主要な登場人物全てが悪事に関わり合っていた、というサービス満点の展開。
     筆致も良く(原文と突き合せはしてないが訳文素晴らしいと思う)、章頭の「枕」、章末の「引き」などの

    0
    2022年08月25日
  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    キングが絶賛するのは当然かと。

    楽しゅうございました。ものすごい勢いで一気読みしてしまいましたよ。

    これがデビュー作というのに感嘆ですわ。

    第三作目まで刊行されているとのこと、早急の翻訳を願います(笑)

    0
    2021年06月07日
  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    (⁠⌐⁠■⁠-⁠■⁠)各章の最後に新展開来るのがニクイ。

    ⊂|⊃
    [ಠ⁠_⁠ಠ]星5でも良かったけどオチの主人公、、

    0
    2025年09月24日
  • アニーはどこにいった

    Posted by ブクログ

    一言で言えば、詰め込みすぎといったところか。
    もうちょっとシャープにして深掘りしていけば
    とんでもない傑作になっていたのではないだろうかと、
    そんな気もした作品。とは言え、面白かったのは確か。

    ジョー・ソーンは、かつての自分の母校へ
    新任の英語教師として25年ぶりに舞い戻る。
    ジョーの前任の教師ジュリアは、「息子じゃない」という血文字を残して
    息子のベンを惨殺したのち、自殺したという。
    25年前、ジョーの8歳の妹アニーが姿を消した。
    ジョーが仲間のスティーヴン・ハーストたちと共に
    探検に行った鉱山跡の洞窟でのこと。
    あの夜、あそこで恐ろしいことが起き、そのあとアニーに
    もっと恐ろしいことが起

    0
    2025年09月03日
  • 白墨人形

    Posted by ブクログ

    豊崎・書評集から。まず、こういうホラー寄りのミステリが推されていたのが意外。とはいえ、確かな目利きは間違いなく、本作も抜群の求心力。ホラーの在り方に彼我の差があるから、単純な横並び比較は難しいけど、刀城シリーズと通底するものを感じるから、本作への個人的親和性も高かったのかも。真相の意外性とか、ミステリ要素に対する満足度もバッチリで、とても楽しめたのでした。

    0
    2025年05月07日

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