作品一覧

  • 宇宙を支配する「定数」 万有引力定数から光速、プランク定数まで
    値引きあり
    3.7
    1巻550円 (税込)
    万有引力定数=G、光速=c、プランク定数=h……など、根源的な自然法則に現れる「物理定数」。 科学はいかにして「その値」にたどり着いたか? 万有引力の法則から相対性理論、量子力学まで、宇宙の成り立ちを説明する物理法則には、必ず「固有の値」=物理定数が登場する。 物理定数とは何か? なぜ、一定の値をとるのか? その値はどう決まるのか? そして、本当に「一定不変」か? 宇宙の誕生と進化を司る「究極の値」のすべて──。 〈もくじ〉 第1部 物理定数とは何か──原子に刻まれたものさし 第2部 「時空」を支配する定数──時間、光速、万有引力 第3部 「ミクロの世界」を支配する定数──電気素量、プランク定数、ボルツマン定数 第4部 宇宙の進化と物理定数──果たして「一定不変」か?
  • 新しい1キログラムの測り方
    値引きあり
    3.8
    1巻550円 (税込)
    腐食せず、摩耗にも強く、慎重に扱えば10万年は機能するだろうと言われていた「キログラム原器」。しかし、製作から約130年がたったいま、じつはその原器の重さがゆらいでいることがわかってきました。重さの基準が変わってしまえば、1グラムあたりいくらという約束によって成り立っている取引も安心して行えません。絶対に変わらず、誰にとっても納得できる「重さ」の基準とはなにか? 最先端の科学がその難題に挑みます。

ユーザーレビュー

  • 新しい1キログラムの測り方

    Posted by ブクログ

    疑問に思っていた単位、度量衡の仕組みが全て理解できる有用な本でした。なかなか難しい理論もありましたが、今後の変更に期待です。

    0
    2024年07月10日
  • 宇宙を支配する「定数」 万有引力定数から光速、プランク定数まで

    ネタバレ 購入済み

    わかりやすく詳細

    タイイトル通り、万有引力定数から光速、プランク定数までの「定数」に関する解説だが、まず世界を人間が捉えるための空間や時間の単位の成り立ちから話が始まる。
    距離=メートル法の確立や、時間=1秒の定義、等など、世界を把握するための基本の網目の編み方から詳しく説明してくれているし、しかもなるべく平易に、数式を使った場合もその説明を欠かさず、如何に世界を人の思考と観察を使って分析していくのかということを説明してくれる。
    『宇宙を支配する「定数」』という日本語タイトルには、なにか超越的な存在を示唆するような響きが有るが、内容に関しては、徹頭徹尾西洋科学的なアプローチ、つまり人間の能力と技術の及ぶ限り

    #深い #カッコいい

    0
    2022年08月01日
  • 宇宙を支配する「定数」 万有引力定数から光速、プランク定数まで

    Posted by ブクログ

    実は2019年に質量と温度と電流と物理量の定義がこっそり変わっています。そういうものが今はどう定義されているのかという単位の話や、光の速さはどうやって測ってきたのかという科学史的な話など、面白い読み物でした。

    0
    2022年09月14日
  • 宇宙を支配する「定数」 万有引力定数から光速、プランク定数まで

    Posted by ブクログ

    「科学をあなたのポケットに」というブルーバックス発刊のことば通り「科学」を身近に感じさせてくれる本。先月読んだ「数式図鑑」が数学を入口まで誘ってくれたように、本書は読者をワクワクさせながら「物理定数」の世界を見せてくれました。良書であると断言していい1冊と思います。

    著者の臼田孝さんは現在、国際度量衡委員会の幹事をされています。いわば「単位」の鉄人であり、「新しい1キログラムの測り方」(ブルーバックス)という著書もあります。

    本書はまず「物理定数」とは何かについて、フックの法則や等加速度運動を例にとって説明。そして宇宙の時空構造というマクロの世界から、素粒子が躍動するミクロの世界へと視点を

    0
    2022年06月29日
  • 宇宙を支配する「定数」 万有引力定数から光速、プランク定数まで

    Posted by ブクログ

    物理の中の個別テーマ「力学」や「電磁気学」ではなく、物理定数という軸で横断的に見ることで、結果として物理のテーマ全体をサラッと見渡すという体験ができる。
    電流の定義が更新されているということを知らなかった。ショック。

    0
    2022年02月27日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!