塚本三郎の作品一覧

「塚本三郎」の「田中角栄に聞け」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

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  • 田中角栄に聞け 民主政治と「七分の理」
    3.0
    1巻1,799円 (税込)
    いま、もし田中角栄ありせば……。民主党政権の「不甲斐ない弟子たち」を叱り飛ばしているだろう。陳情こそ「日本型民主主義」の原動力なのだぞ。政治献金を禁止するかわりに「政党助成金」を税金でまかなうとは何ごとだ。選挙目当ての税金のばら撒きを連発して、国家財政がもつと思っているのか。アメリカとの対等関係を望むあまり、中国や韓国におもねっても日本はけっして尊敬されないぞ。かつて首相に対する野党委員長として、国会で丁々発止の論戦を繰り広げた著者が、哀悼の想いをこめて綴る天才政治家・田中角栄の真実。自身の40年に及ぶ議員生活を振り返りつつ、政治家を正当に評価することの難しさを実感をもって書き下ろした力作。日本憲政史上に燦然と輝く業績を残した庶民政治家を、ただ「金権汚職の首魁」として葬り去ってしまうのはいかにも惜しい。「三分の非理」をわきまえながら、田中角栄が示した「七分の理」を高く評価しよう。

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ユーザーレビュー

  • 田中角栄に聞け 民主政治と「七分の理」

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ■エネルギー安全保障
    田中は自ら建設会社や関連する「幽霊会社」を駆使したりして、公共事業が行われる土地を買いあさり、のちに高い値で行政に買わせ、また公共工事の口利きあっせんでは出来高払いで平均3%の口銭を取っていたといわれ、自民党議員の慣例となったとさえ伝えられる。

    このように、田中は不動産を使ってヤミ政治資金をつくっていたのだが、その一つが柏崎原発用地であった。
    権力を得るためにカネがばら撒かれ、そのカネを得るために利権政治が横行した。地方の活性化という聞こえの良い公共工事を推進していく水面下で、土地ころがしや口利き斡旋等を手にして肥えていったのが、当時の自民党を中心とした政治家だった。

    0
    2011年04月04日

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