塚本三郎のレビュー一覧

  • 田中角栄に聞け 民主政治と「七分の理」

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    ネタバレ

    ■エネルギー安全保障
    田中は自ら建設会社や関連する「幽霊会社」を駆使したりして、公共事業が行われる土地を買いあさり、のちに高い値で行政に買わせ、また公共工事の口利きあっせんでは出来高払いで平均3%の口銭を取っていたといわれ、自民党議員の慣例となったとさえ伝えられる。

    このように、田中は不動産を使ってヤミ政治資金をつくっていたのだが、その一つが柏崎原発用地であった。
    権力を得るためにカネがばら撒かれ、そのカネを得るために利権政治が横行した。地方の活性化という聞こえの良い公共工事を推進していく水面下で、土地ころがしや口利き斡旋等を手にして肥えていったのが、当時の自民党を中心とした政治家だった。

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    2011年04月04日