平良愛香の作品一覧
「平良愛香」の「あなたが気づかないだけで神様もゲイもいつもあなたのそばにいる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「平良愛香」の「あなたが気づかないだけで神様もゲイもいつもあなたのそばにいる」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
勉強になりすぎて付箋を貼る手が止まらない。
以下、覚えておきたいことを書いておきます。
カミングアウトとは、元々カムアウト・オブ・ザ・クローゼット(洋服ダンスに隠れていた同性愛者が表に出てくる)という意味で、出てくることができないほど追い詰められているということ。
第二のカミングアウトは、違いを認めて欲しい。
災害時に「倒壊した家からゲイ雑誌が見つかってしまったら」と心配したり、「地元の人に見られるから異性装で避難所へ行けない」という人たちがいる。
レビ記の「女と寝るように男と寝てはならない」は女性を男性の所有とみなし、男性を女性のように扱って貶めるなという意味だと解釈できる。
同性
Posted by ブクログ
沖縄県で生まれ、キリスト教の家族中で育った平良さんのエッセイ。
前半ではゲイとしてカミングアウトした上で牧師となった平良さんのライフヒストリーが語られる。自分らしく生きることを両親から学んだ幼少期、自らゲイアイデンティティに気付き始める思春期、音楽の道を歩みながら、キリスト教に対する自身との関わり方を考え続けた学生時代のこと、性的少数者の人権、家族へのカミングアウトなど彼の人生においてどのように直面してきたのか、そして今へとつながってきたのかが興味深い内容で綴られる。
後半は彼が現在大学でキリスト教と性、差別などの問題について講義している内容をわかりやすく解説している。生物学的性、性自認、性的
Posted by ブクログ
タイトルだけで筆者のバックグラウンドが想起され、実際に凄まじい闘いをしてこられた半生に心を揺さぶられる。おおらかで自由な母親のリアクションは、人間らしさが現れていると感じた。性的少数者と在日の人が抱く「カミングアウトを受け入れてくれたなら、今まで通りではなく、違う私をみてほしい」という話は考えが及ばずハッとさせられた。
それだけでなく、私を含めたストレートの人間がどんなふうにセクシュアルマイノリティを傷つけ得るのか、具体的に書かれていたり、セクシュアルマイノリティの歴史的な裁判や活動にも触れられていて、その点も非常に勉強になる。何より、(日本での)キリスト教世界での同性愛についての考え方が分
Posted by ブクログ
先日観たドキュメンタリー番組には
マイノリティのための「駆け込み寺」を作りたい
というMTFで女性僧侶になった人が登場していたが、
この本は、
同性愛者であることとキリスト教の信仰は矛盾しないのか
という問題を乗り越えた牧師の自叙伝。
神が私をそのようにお作りになり、祝福されたのだから、
私は私らしく生きてよい――ということ。
教義の多義的な解釈が成立するなら、
同じ宗教を信じている人たちの中にも、
多様性が認められて然るべき……と言われれば、
確かにそうだし、
様々な人が窮屈さや生きにくさから自由になるために、
立ち位置が違っていても手を取り合い、
連携するのが大切だと思った。
キリスト教