細野祐二の作品一覧
「細野祐二」の「公認会計士vs特捜検察」「粉飾決算vs会計基準」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「細野祐二」の「公認会計士vs特捜検察」「粉飾決算vs会計基準」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
これは公認会計士である著者が複数の粉飾決算又は不適切会計事件について法的及び会計的な見地から考察し、検察、会社又は監査法人に対して鋭いメスを入れた書籍になります。
読者に要求される理解度について、さまざまな経済司法事件につきわかりやすく解説していると思いますが、それでもやはり簿記二級程度の理解はあったほうがよいですし、これに対して法律学はさほどわからずとも(それほど奥深いものではありませんから)差し支えありません。
さて、著者の主張には理解できる点も多いのですが、その一方で、いわゆる証拠構造に厳密性を欠くと感じたのもまた正直な感想であります。
なるほど経済司法事件における検察の供述証
Posted by ブクログ
まずは、特捜検察のボケ!
検察官が冤罪を拡大再生産し続けてきたが、彼らは、狙いを定めると、真実を曲げ、捏造の連発。
で、冤罪が一審で確定してしまうと、それに関連する事件で有罪となった事案は、高裁に行こうが、最高裁に行こうが、逆転無罪となることはない。
日本国に正義は存在しないのである。
正義を具現化する「場」である裁判所では、検察とグルになって、冤罪を拡大再生産し続けるわけである。
検察が偽証を強要するため、実は40回にも及ぶ証人テストがあったことを「正義を具現化するための場」で公にされたにも係わらず、裁判官はそのことをまったく無視したのである。
因みに憲法37条につい
Posted by ブクログ
『はしがき』
・事件は,株式会社キャッツの決算において粉飾決算がおこなわれ,会計監査をおこなっていた大手監査法人の代表社員であった公認会計士の私が,その粉飾決算なるものに加担共謀したとするものである.私の主張は,これらの決算に虚偽記載などなく,共謀などありえないというもの.検察官はもちろんのこと,裁判官でさえ私の主張に無理があるというのである.
・いったん日本の司法で疑惑をかけられてしまうと,抗弁するほどその疑惑は火に油を注ぐように強まってしまう.日本の刑事事件の一審での起訴有罪率は99.9%である.控訴審では逆転有罪の数が逆転無罪の数を圧倒的に凌駕し,最高裁への上告は,上告理由がないとして即
Posted by ブクログ
細野祐二さんという実際の公認会計士がキャッツという会社の粉飾決算に加担したとして罪に問われ、今なお続く裁判までの記録をつづったもの。日本の司法制度のあり方について、普段触れることがないだけに色々と考えさせられる本。日本の検察官により逮捕・起訴されてしまうと推定有罪が前提とされてしまう。日本の一審での起訴有罪率は99.9%であり、控訴審では逆転有罪の数が逆転無罪の数を圧倒的に凌駕し、さらには最高裁への上告は、上告理由がないとして即時棄却されるのが通例となってしまっている。要するに一旦起訴されてしまうと、無罪を勝ち取るのは至難の業ということになる。この細野祐二さんは無罪を一貫して主張しており、その