細野祐二のレビュー一覧

  • 粉飾決算vs会計基準

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     これは公認会計士である著者が複数の粉飾決算又は不適切会計事件について法的及び会計的な見地から考察し、検察、会社又は監査法人に対して鋭いメスを入れた書籍になります。
     読者に要求される理解度について、さまざまな経済司法事件につきわかりやすく解説していると思いますが、それでもやはり簿記二級程度の理解はあったほうがよいですし、これに対して法律学はさほどわからずとも(それほど奥深いものではありませんから)差し支えありません。

     さて、著者の主張には理解できる点も多いのですが、その一方で、いわゆる証拠構造に厳密性を欠くと感じたのもまた正直な感想であります。
     なるほど経済司法事件における検察の供述証

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    2019年04月16日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    会計上は間違った話ではないと思いましたが、会計上と法務上の違いなのか、そのあたりは専門的すぎてわかりません。TVドラマで、99.9がタイトルについた弁護士のドラマやってますが。99.9%の有罪率がとてもよくわかる本です。この本で重要なのは、有罪・無罪という話以前に、あまりにずさんな検察の取り調べですかね。しかも、本来有罪にするべき人が有罪になっていないという。こんなことやってて、それが批判されないなら、99.9%の有罪率も納得です。ぜひ、TVドラマ化してほしいものです。

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    2016年04月26日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    まずは、特捜検察のボケ!

    検察官が冤罪を拡大再生産し続けてきたが、彼らは、狙いを定めると、真実を曲げ、捏造の連発。

    で、冤罪が一審で確定してしまうと、それに関連する事件で有罪となった事案は、高裁に行こうが、最高裁に行こうが、逆転無罪となることはない。

    日本国に正義は存在しないのである。

    正義を具現化する「場」である裁判所では、検察とグルになって、冤罪を拡大再生産し続けるわけである。

    検察が偽証を強要するため、実は40回にも及ぶ証人テストがあったことを「正義を具現化するための場」で公にされたにも係わらず、裁判官はそのことをまったく無視したのである。

    因みに憲法37条につい

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    2010年06月08日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    『はしがき』
    ・事件は,株式会社キャッツの決算において粉飾決算がおこなわれ,会計監査をおこなっていた大手監査法人の代表社員であった公認会計士の私が,その粉飾決算なるものに加担共謀したとするものである.私の主張は,これらの決算に虚偽記載などなく,共謀などありえないというもの.検察官はもちろんのこと,裁判官でさえ私の主張に無理があるというのである.
    ・いったん日本の司法で疑惑をかけられてしまうと,抗弁するほどその疑惑は火に油を注ぐように強まってしまう.日本の刑事事件の一審での起訴有罪率は99.9%である.控訴審では逆転有罪の数が逆転無罪の数を圧倒的に凌駕し,最高裁への上告は,上告理由がないとして即

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    2010年03月05日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    細野祐二さんという実際の公認会計士がキャッツという会社の粉飾決算に加担したとして罪に問われ、今なお続く裁判までの記録をつづったもの。日本の司法制度のあり方について、普段触れることがないだけに色々と考えさせられる本。日本の検察官により逮捕・起訴されてしまうと推定有罪が前提とされてしまう。日本の一審での起訴有罪率は99.9%であり、控訴審では逆転有罪の数が逆転無罪の数を圧倒的に凌駕し、さらには最高裁への上告は、上告理由がないとして即時棄却されるのが通例となってしまっている。要するに一旦起訴されてしまうと、無罪を勝ち取るのは至難の業ということになる。この細野祐二さんは無罪を一貫して主張しており、その

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    2009年10月04日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    この本に書かれているとおりの裁判が行われたとしたら、日本の司法とは?法の正義とは?と考えさせられます。会計業界に身を置いたことのある立場として、「正義を貫くことで罪人にされてしまう」というのは正直恐怖です。大著ですし、専門用語も多く出てくるので読み切るのは大変ですが会計関連の仕事をされている方はぜひ。

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    2009年10月04日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    とりあえず、読後感がすごかった。この話はある公認会計士が全身全霊をつかって、司法というそこの見えない闇と戦い続ける記録である。

    著者の本編最後に記された言葉がすごくこころを射抜いた。

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    2009年10月04日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    今現在読んでる本。
    会計士の勉強してるからかすんごい入っていきやすくとても面白いです。はい。
    これは読むべき一冊です、はい。
    まだ読み終わってないけどw

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    2009年10月04日
  • 粉飾決算vs会計基準

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    近時読んだ浜田先生と全く意見を異にする。
    東芝は今だに漂流しているアホ会社だが、退職給付引当金まで手をつけていたとはほんと末期だね。

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    2023年01月17日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    面白い。
    国策捜査、世論(というよりマスコミ)の「ムード」に押された犯人狩り、等が起こす問題が、この事例でまざまざと見せ付けられている。
    「それでも自分はやっていない」
    「国家の罠」
    そして先日の長銀旧経営陣の逆転無罪判決、、、

    段々と検察・裁判所の起こす問題が明らかにされるにつれ、裁判員制度の妥当性も保全されていくのだろうか。

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    2009年10月04日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    血が熱くなりました。こんなことがあってよいものかとも思いました。裁判制度について深く考えされられる本です。

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    2009年10月04日
  • 粉飾決算vs会計基準

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    難解な本です。企業会計が分からないとちんぷんかんぷんだし、多少分かっていても難解です。会計原則から見た粉飾事件の真相が少し分かった程度です。

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    2018年02月08日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    細野裕二著「公認会計士VS特捜検察」日経BP社(2007)

    大手監査法人会計士が、粉飾決算に加担共謀したとして逮捕された実話である。司法は真実に耳を傾けようとしないという事実があからさまに記載さらている。粉飾決算はなかった!と逮捕された会計士が訴える。会計論争で検事を打ち負かしても一、二審有罪。「司法の闇」を弾告する敏腕公認会計士渾身の書となっている。普段知ることがない公認会計士という世界、そして弁護士・検察官の司法の世界の裏側が細かく記されている。

    最近の公認会計士を目指す者が一度は手に取る本とあって、通い始めた会計士学校の講師(公認会計士)に紹介された本である。早速業界を知るために読ん

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    2011年02月14日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    第三者ではなくて、一方の当事者である被告が書いたものだから、そのあたりは割り引かなくてはいけないけれど、本当であればこれはものすごく恐ろしいことだなあと。無実であろうとどうだろうと検察の描いたシナリオどおりにことが運ばれ、そのままその人の運命が決まってしまう。

    経済事件となれば、遺体も凶器もないわけで、しかも立ち位置によっていくらでも見方がかわってしまう。そのうえ、会計理論みたいな専門知識を必要なケースでは、反論しても理解すらしてもらえないかもしれない。この事件にしたって、その会社が60億円で買収されていて、しかも適正なデューデリの結果が買収価額を大幅に下回らないのなら、取得価額で計上し、減

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    2010年12月30日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    筆者は、現在刑事被告人(有価証券報告書虚偽記載罪)の立場となっている公認会計士で、本の内容は実際の事件を被告人の立場から見たものです(現在も最高裁に係属中)。
    「本書は証拠提出するつもりで記述した」とはしがきにあるとおり、事実関係と事件の見方を述べたもので、タイトルにあるように、特捜検事と会計士が直接やりあうドラマのような場面は余りありません。

    衝撃的な内容です。ここまで酷くは無いのでは・・という気もします。

    司法関係者の会計知識は脆弱である場合が多いこと、一旦疑惑がかけられた際の取調べの苛烈さ等、頷ける部分も多々ありました。

    はしがきの最後にはこのように書かれています。

    『本書で記述

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    2009年10月04日
  • 公認会計士vs特捜検察

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    この作者が無罪か有罪かは、申し訳ないが読んで不明でした。無罪を強力に主張されているのはひしひしと伝わりましたが。只、優良未上場企業が急成長し、上場した途端放漫経営により破綻していく様子が興味深かった。仕事柄関係の深い分野なので、法律と会計の相違みたいなものの冷静な分析を期待したのですが、ちょっと外れました。

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    2011年07月17日