加藤哲文の作品一覧
「加藤哲文」の「かんもくって何なの!?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「加藤哲文」の「かんもくって何なの!?」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
場面緘黙について書かれたコミックエッセイです。
自分も軽度の場面緘黙があるのでとても共感できましたし、自分だけじゃないんだという安心感も得られました。
この本をきっかけにもっと緘黙の認知が広がっていくのだと思うと、著者の方には感謝と尊敬の気持ちしかありません。
(著者は家庭環境が原因の全てではないとおっしゃっていますが)小さい頃に虐待やいじめを受けていてだんだん喋れなくなっていく場面があって読むのが辛かったです。
最後は前向きな形で終わっているのが救いでした。
私も、「うん」か「ううん」で答えられる質問の形にしてくれるのはとてもありがたいです。
ただ「うん」と答えたつもりなのに「ううん」だ
Posted by ブクログ
こころの病は目に見えない。
昔『絶望名言』という本の中で、
「気の持ちようで、骨はすぐつながるよって言う人はいないんですけど、内臓とかは(中略)なんか精神力で治せるような気にもなってしまうんですね。」という記述があった。
こころもまさにそうだ。
教師や上司は適切な発言や意見が出せない人を怠惰や無知ととらえて、叱ったり能力が低いと判断したりするのはなかなか改善しないだろう。
しゃべれないのは甘えや怠惰ではない人がいる。
本人のせいではない。
親の育て方のせいでもない。
そういうケースは病名を付けて親や教師や周りの人が少しでも適切に対応できるようにしていかないと。
著者はこんなにシビアな環境で
Posted by ブクログ
苦しい思いを漫画にしてくれた作者に感謝の意と拍手を送りたい。この本はかんもく症が主題だが、同時に子どもを取り巻く日本の様々な問題が浮き彫りにされている。例えば大人しい子をないがしろにする学校、機能不全家庭で苦しむ子ども達を助ける第三者による支援体制がほとんど整っていない社会(なぜ児童心理士など専門職の人が学校に常駐していないのか。電話で相談してくださいと手紙が配られても、大事になることを恐れ、電話する子はほとんどいないのでは)、親が自身の行動、子育てを問題だと気づく機会がないこと、子どもへの暴力(言葉の暴力も含む)が許されている社会(子どもなんて叩いていいのよ、という発言を冗談まじりに言う大