芹沢真理子の作品一覧

「芹沢真理子」の「パタゴニア」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • パタゴニア
    4.2
    1巻1,320円 (税込)
    黄金の都市、マゼランが見た巨人、アメリカ人の強盗団、世界各地からの移住者たち……。幼い頃に魅せられた一片の毛皮の記憶をもとに綴られる見果てぬ夢の物語。紀行文学の新たな古典。

ユーザーレビュー

  • パタゴニア

    Posted by ブクログ

    祖母のプロントサウルスの獣皮と
    一角獣の寓話から始まるエッセイ

    難攻不落な構成は
    波乱に満ちた作者の人生に似ている

    南米最南端を形成した
    喧喧囂囂なアウトローたちと
    その文明の衝突

    どこかで誰かと
    繋がっている様な…
    懐かしい親和性を覚えた

    0
    2022年07月18日
  • パタゴニア

    Posted by ブクログ

    話が大分、広範囲に及んでいるので、ほんの一部しかついていけなかったのだが、大好きな映画の「明日に向かって撃て」のブッチとサンダンスの登場にはテンションが上がった。映画の中では大きな期待を持って向かった先がボリビアだった。(駅前は閑散としたど田舎だった)
    ボリビアからもう少し南下すればそこはそこはパタゴニアだ。
    いつかパタゴニア地方に行ってみたいな。

    0
    2019年07月15日
  • パタゴニア

    Posted by ブクログ

    見渡すあらゆる地平にはるか遠く空を抱く純粋さを示す場所なのか、吹き荒ぶ凍りついた風が大地の岩に引っかき傷を作りながら突き刺さる太陽の痛みを記録する失われた場所なのか。
    ひととひとの単調に繰り返す営みに馴染めない者がやがて吹き溜まる場所なのか、ひとがひとらしく強さと弱さをそれぞれに見せながら生きる都会から少しばかり遠い場所なのか。
    記憶はやがて薄れるものではなく、次第に好きなように姿を変えるものである。どこか本棚の隅にしまい込んだはずのパタゴニアの大地の写真は、到底自分が自分の脚で歩いて撮ったものでもなく、雑誌の付録としてあったグラビア印刷の広告だった。その荒涼とした大地には確かに道であると脳の

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    2017年11月19日
  • パタゴニア

    Posted by ブクログ

    紀行文のようなトーンかと思ったら急に地域史を深掘りし始めたりと、エネルギーのままに書かれたような作品だった。文章として読みやすくはないが、それほど大変な旅ではないはずなのに冒険のような臨場感が伝わってきた。

    0
    2025年09月23日
  • パタゴニア

    Posted by ブクログ

    嘘とも真ともつかぬエピソードが次から次へとくりだされる。なんと自由奔放なことか。池澤夏樹による解説もよい

    0
    2021年03月13日

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