麗澤大学清水千弘研究室の作品一覧
「麗澤大学清水千弘研究室」の「日本の地価が3分の1になる!~2020年 東京オリンピック後の危機~」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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ビジネス・実用
Posted by ブクログ
テレビ番組や本で日本はこんなに素晴らしいという主旨のものがはやっている。すばらしい面もあるが、その一方で避けては通れない現実もある。それは、人口減少、高齢者の増加に伴う医療費、年金負担増加などが挙げられる。
今回の本では、地価の下落をキーワードにしてこれからの日本について考える1冊となっている。
人口が減っていくことで議論の対象になるのが外国人を労働者として受け入れるかどうかという問題が浮上してくる。もうすでに日系ブラジル人を受け入れているし、少ないながらもインド人や東南アジアの人も増えている。
東京の東に位置する西葛西は、都心に東京メトロ東西線で一本の場所にあり、家賃も安く、その上新しい街なので以前からいる住民とのトラブルがないといった条件が重なっている。
東京主要駅の現状と未来として、吉祥寺、北千住、中野、自由ヶ丘、池袋、豊洲、武蔵小杉といった場所が取り上げられている。以前と違って、活気がなくなってきているところもあれば、活気が出ているところも出ている。これからは、東京の東側、東北部かもしれないと著者は述べている。
最後に特別座談会として不動産価格下落を防ぐ処方箋が掲載されている。気になったのは、日本が移民を積極的に受け入れたとしても肝心の移民が日本に魅力を感じなくて、他の場所を選ぶことだ。日本人でも優秀でガッツのある人で海外に飛び出す時代になっている。会社レベルではなく、大学レベルで起こっている。年金を株にジャブジャブつぎ込んで数字だけ良く見せようとしているアベカワノミクスで大丈夫なのかしらとふと思う。