作品一覧

  • 人間狩り――狩猟権力の歴史と哲学
    3.5
    1巻2,112円 (税込)
    古来より、人は、狩りの対象、つまりは捕獲、追放、殺害の対象だった。それは狩猟をモデルとした権力と暴力の歴史であり、補食関係の反転や解放をめぐる闘争の歴史でもある――。 「フーコーの再来」といわれた著者が放つ、新たな権力論にして異例の哲学。 --------- 『スラムの惑星』『マルクス』著者、マイク・ディヴィス推薦! 「人間とは、人間にとって狼なのか。――ブレヒトが提起したこの問いに、シャマユーは、素晴らしくもぞっとするような答えを差し出す」 ---------
  • コロナ禍をどう読むか――16の知性による8つの対話
    -
    1巻2,420円 (税込)
    ウイルスは「敵」なのか? それとも――? 人類学、哲学、批評、アート、小説、精神分析、ビッグヒストリー、妖怪、科学史……。 ジャンルを異にする俊英たちが、コロナ禍が露わにした二元論の陥穽をすり抜け、「あいだ」に息づく世界の実相を探る。刺激的な八つの対話集。 刻々と迫りくる感染症と、その対策に奔走する我々。 緊急事態宣言下の日本で行われた八つの対談は、未曾有の事態を普遍的な観点から見つめ直す、二つのまなざしが直交する対話の記録である。 【目次】 ■ TALK 01 奥野克巳 × 近藤祉秋 ウイルスは人と動物の「あいだ」に生成する ■ TALK 02 逆卷しとね × 尾崎日菜子 接触と隔離の「あいだ」を考える ■ TALK 03 吉村萬壱 × 上妻世海 私と国の「あいだ」を/で問い直す ■ TALK 04 清水高志 × 甲田烈 既知と未知の「あいだ」の政治 ■ TALK 05 松本卓也 × 東畑開人 心と身体の「あいだ」を考える ■ TALK 06 山川冬樹 × 村山悟郎 隔離され、画像化された二つの「顔」、その「あいだ」で ■ TALK 07 辻村伸雄 × 石倉敏明 歴史と神話の「あいだ」の実践 ■ TALK 08 塚原東吾 × 平田周 グローバルとローカルの来たるべき「あいだ」へ
  • 自動翻訳で英語の達人になれる! ~実用英文メールが1日で書けるようになる方法~
    値引きあり
    -
    1巻275円 (税込)
    ビジネスではメールがコミュニケーションの中心になりました。いまや「書く」ことが求められる時代が到来しているのです。話すのもままならないのに、英語を書くなんてできるわけはない、とほとんどの人は思っています。しかし、「書く」ことのほうが、「話す」「読む」よりもずっと易しいのです。日本語を書いて、パソコン(スマホでも)に自動翻訳(機械翻訳)させればよいのです。しかし、自動翻訳はあまりに誤訳がひどくて使いものにならないと言われています。普段使う日本語をそのまま英訳させると、4割くらい間違えます。ところが、この問題を解決する方法を見つけました。英語にしたい日本語をまず「中間日本語」に直してから自動翻訳させるのです。いくつかのルールをしっかりと守って中間日本語を書いて自動翻訳させれば、誰でもすぐに英語でメールを書けるようになります。

ユーザーレビュー

  • 人間狩り――狩猟権力の歴史と哲学

    Posted by ブクログ

    ヨーロッパの歴史において人間を対象とした狩猟、すなわち人間狩りについてどのような理屈付け・思想が付与されてきたかの歴史をたどる本
    思想・哲学がメインなので、そのあたりの含蓄がない人間が読むにはやや苦労した

    古代のスパルタや聖書における人間狩り、近代における外国人労働者やナチスを含むヨーロッパのユダヤ人差別まで手広く扱われていた。

    人間を対象とした狩りというのは同じ種族を人権のない存在・モノ言う動物化するという観点で一般的な動物狩り・狩猟とは一線を画している。そのような本来許されざる行為をどのようにして正当化するのか、また近代的にいう人権をはく奪された存在にはどのような理屈が与えられているの

    0
    2025年09月21日
  • 人間狩り――狩猟権力の歴史と哲学

    Posted by ブクログ

    人間が人間を狩る、人間狩りについて、古代ギリシャの奴隷から現代の不法移民までを哲学的に論じている。古代ギリシャで家政的なものであった狩りが環大西洋の奴隷狩りによって空間的に広がり、異人種狩りが国家レベルまで引き上げられたとする。
    奴隷や人狩りは世界中で行われていたにもかかわらず、欧州や米国の以外の事例に乏しいことから、本書の議論は西洋の文脈に止まっているように思えた。

    0
    2022年01月19日

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