林達夫の作品一覧

「林達夫」の「笑い」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • 笑い
    3.6
    古来多くの哲学者が人間を「笑うことを心得ている動物」と定義した。フランスの哲学者ベルクソン(一八五九‐一九四一)は、この人間特有の「笑う」という現象とそれを喚起する「おかしみ」の構造とを、古典喜劇に素材を求めて分析し、その社会的意味を解明する。生を純粋持続ととらえる著者の立場が貫かれた一種の古典喜劇論でもある。

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ユーザーレビュー

  • 笑い

    Posted by ブクログ

    これほど誤読された本もないのでは?「ベルクソンの語らなかった笑いもある」と柳田國男はじめとする碩学がよくいうが、本当はこれにつきると思う。

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    2010年04月03日
  • 笑い

    Posted by ブクログ

     初読は学生時代。しかしこの独特の持つて回つた物言ひに、理解するのに難儀しました。否理解出来なかつた部分もありました。まあわたくしの無知蒙昧さが招くもので、仕方あるまいと感じてゐました。
     齢を重ねて再読した際には、やはり分かりにくくて、結局この文章(訳文)は悪文なのだらうと勘考しました。多分原文はもう少し分かり易いのではないか。林達夫といふ人は有名な偉い先生なので、お前何様だと言はれさうですが。

     例へば「生活と社会とが我々各人から要求するところのものは、現在の境地の輪郭を識別するところの絶えず気を張っている注意であり、それはまた、我々をそれに適応させることができるようにする肉体と精神との

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    2021年05月30日
  • 笑い

    Posted by ブクログ

    笑いというものを学問にしたのは、フロイトやベルグソンのおかげだと思える。
    笑うという行動というよりは、何かを「おかしい」感じるのは一体どういうことなのか、この心の動きは一体何なのだ。ベルグソンの興味はそこから始まる。
    それを考えるために、ベルグソンは、一体何を我々はおかしいと感じるのか、そこから攻める。モリエールの喜劇に詳しい訳ではないが、ベルグソンにとって、相当魅力的なものであったに違いない。
    たしかに彼のおかしみは、モリエールをはじめとする当時の喜劇に限った話であるかもしれない。シェイクスピアなどのことは一切と言っていいほど触れられていない。しかし、彼がこのようにして、笑いの観察をじっと始

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    2016年05月09日
  • 笑い

    Posted by ブクログ

    笑いは社会的身ぶりであると同時に、その本質は機械的な「ぎこちなさ」を指摘して対象に屈辱を与えることである。

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    2013年07月18日
  • 笑い

    Posted by ブクログ

    笑いというものを考察する。 読んでみるとわかりますが、笑いという事象についてこんなに納得できるのか、と驚きます。

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    2011年05月28日

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