松永 りえの作品一覧
「松永 りえ」の「エル ELLE」「鳥頭なんて誰が言った? 動物の「知能」にかんする大いなる誤解」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「松永 りえ」の「エル ELLE」「鳥頭なんて誰が言った? 動物の「知能」にかんする大いなる誤解」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
鳥の脳力についての本ではない。人間や動物の道具使用や知能をめぐる常識を覆す。
著者のエマニュエル・プイドバ(女性)は1973年生まれ。専門は先史人類学、パリの自然史博物館の研究者だ。
人類の石器使用の痕跡は330万年前にさかのぼる。使っていたのはおそらくアウステラロピテクス。そこには人間の知性の萌芽が垣間見える……ふつうはそのように考える。でも、はたしてそうだろうか。石器を使い始めたということがほんとうにそんなに画期的で、それは知性の表われなのだろうか。素人の疑問ではない。プイドバは石器研究のプロ。本書では、この疑問を出発点にして、自身の研究の土台を根底からひっくり返す。
石を道具として使うこ
Posted by ブクログ
取っつきやすそうな題名なので読んでみたのだが、これは本格的な学術書。フランス人女性行動生物学者による動物行動学の入門的な本である。
本書の内容は、各動物が人間と比べどの程度の知能を有しているかを研究するものだ。
結論的には、
人間の設定したテストで各動物の能力を判定するのは無意味である
ということだった。
例えば、チンパンジーなどの霊長類に対して、パズル的な道具を使って餌を取らせるテストなどを行うのだが、当然、チンパンジーはそれなりの高得点をとる。一方、他の動物や鳥や昆虫に対しては同じテストでは判定できない。
では、チンパンジーなどの霊長類に対して他の動物は知能的に必ず劣っていると言えるの
Posted by ブクログ
理解と尊重はできるけど共感はできない。感想を一言で言い表すならそういうことになるかな。痛快に感じる人もいるかもしれないし共感できる人もいるかもしれない。が、狙いはそもそもそうではないらしい。徹頭徹尾自分ファーストな主人公の内面が描かれる。ある意味では自業自得なのだけれど自分勝手に私は悪くないと自己憐憫気味だったり。そういう意味でも徹底して我が儘なので反応は分かれる気がする。とはいえ、普段、見続けようと思わない人の内面をいろんな背景やら事情やらで最後まで読ませたのは単純にすごいかな。心理的距離感によって感想は変わりそう。これが知人なら同情するし、他人なら関わりたいとは思わない。そういう感じの主人