作品一覧
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3.81~4巻1,056~1,320円 (税込)ジャイアント馬場率いた全日本プロレス。アントニオ猪木の新日本プロレスと比較され、「事件」が少ないリングと捉えられていたが、王道リングにこそ、内に秘めた選手個々人の主義主張がぶつかる刺激に溢れていた! 天龍の目覚め、鶴田のうっ屈、三沢の自己変革……ガイジン天国、天龍革命、SWSへの大量離脱、マスクを脱ぎすてた三沢と、80年代から90年代前半にかけて激動のリングと化した王道の裏側が初めて明かされる!
ユーザーレビュー
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Posted by ブクログ
プロレス週刊紙「ファイト」の編集長として、プロレスの現場でアントニオ猪木を取材し続けてきた筆者の書。
現役時代、書きたくても書かけなかった秘し沈められた事実が続々と明かされる。
ただの暴露本では無い。
新たに明らかにされる歴史に触れて実感する。
規格外の壮大なスケール。
功罪折り合わせた人間臭さ。
それは本書のサブタイトルの「罪深き太陽」そのもの。
太陽は全てのものに光を与え輝き続ける。
だが太陽に近づいた者は、その強烈なエネルギーの前に焼き焦がされてしまうからだ。
プロレスの時代を共に作り上げてきたライバル、ジャイアント馬場は一度リングを降りれば常識ある一社会人 馬場正平であ -
Posted by ブクログ
どこかで、猪木が若き日のアメリカ武者修行時代、自分が田吾作スタイルをとらなかったことを誇っているような記事を読んだことがあるが、その気分がようやくわかった。
馬場のアメリカでの実績に比べると確実に見劣りするが、この本によると、猪木もまたメインイベンターの一角に位置し、プロモーターの評価も高かったとのこと。そしてそれが最小ギミック、つまりレスリング技術一本でのことだった、という事実は、アメリカンプロレスを語る上で何の意味もないことではあるが、やっていた本人からすると強烈な自負心の根拠となるのだろう。
そんな若き日のアメリカ武者修行から、かなりの駆け足でだが、猪木のキャリアをファイト誌の目線で振 -
Posted by ブクログ
ネタバレプロレス檄活字シリーズの第三弾。
このシリーズ、これまで全4冊が刊行されているのだけど、
唯一食指が動かなかったのがコレ。タイトルからすると、
いちばん興味を持ってもおかしくない本なのだけど・・・。
正直言うと、著者がちょっと(^^;)。
井上譲二とは、プロレスファンならお馴染みの元週刊ファ
イト編集長であり、ハッキリ言えばファイトを潰した張本
人。まぁ、ファイトが潰れたのは井上氏だけの所為では無
い、というのは良く解っているのだけど・・・。
単純に、この人の文章の組み立てが好きでは無いのかもし
れない(^^;)。いわゆる「猪木本」としてのレベルはいた
って普通であり、ファンなら誰もがなん