作品一覧

  • あなたの隣の放射能汚染ゴミ
    4.0
    1巻737円 (税込)
    福島第一原発の事故で放出された放射性物質の総量は、ヨウ素換算値で約90京ベクレル。途方もない量が海や陸へ降り注ぎ、「放射能汚染ゴミ」となった。本書では、これらのゴミが、どこにどのような状態で存在するのかを調査した。そこで明らかになったのは、我々のすぐ身近な場所で、驚くほどずさんに処理・保管されている実態だった。一方、この放射能汚染ゴミが今、道路建設などの公共事業で地下に埋められようとしている。そうなれば日本中に放射性廃棄物がバラ撒かれ、史上類を見ない公害に発展する可能性がある。なぜこのようなことになったのか。その真相に迫る。【目次】はじめに/第一章 すでに隣にある放射能汚染ゴミ/第二章 放射能汚染ゴミのずさんな管理/第三章 誰が「八〇〇〇ベクレル」を持ち出したのか?/第四章 密室で決められた放射能汚染ゴミの再利用法/第五章 それでも放射能汚染ゴミを公共事業で使うのか?/おわりに

ユーザーレビュー

  • あなたの隣の放射能汚染ゴミ

    Posted by ブクログ

     この本を読んで、随分前に読んだ有吉佐和子の「複合汚染」を思い出した。こちらのテーマは食品添加物だが、当時最も印象的であり衝撃だったのは、添加物の許容量が、健康への影響によってではなく、これ以上基準を厳しくされたら困るという企業の都合によって決められていることだった。
     著者は丹念な調査により、福島第一原発の爆発により汚染されたゴミの処分についても、全く同じことが起こっていることを本書において明らかにしている。
     原発のせいで居住できない地域があまり広範囲になるのは国策上好ましくない~では、安全基準を緩くして帰還させよう。
     帰還、居住のための除染作業で出た放射能汚染ゴミ等の最終処分場確保はで

    0
    2017年07月04日
  • あなたの隣の放射能汚染ゴミ

    Posted by ブクログ

    ちょっとしたヒントをもとに、様々な物語を紡ぎ出す。作者の才能がすばらしい。その物語は独特の世界で、不思議な気分にさせてくれる。

    0
    2017年03月28日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!