作品一覧

  • ヤマケイ文庫クラシックス 新編 可愛い山
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    『可愛い山』で知られる名エッセイスト、ジャーナリスト・翻訳家石川欣一のエッセー・紀行選集。 大正4年、高校生時代の北アルプス紀行から、『可愛い山』に描かれた百瀬慎太郎らとの後立山登山の時代、太平洋戦争を経て、東京近郊の山歩きを楽しんだ晩年まで書き続けた多くの山に関するエッセーから、著者の山岳感、時代背景が表われた名文を選んで紹介する。 ■内容 可愛い山 山へ入る日・山を出る日/平の二夜/可愛い山/山を思う心/鹿島槍の月/初夏の高原/偃松の臥榻/山の秋/秋の山/山に登る理由/山を急ぐこと/山の道具/アイスアックス/山と酒/山と女/山と煙草/雪線の下にて/ノアの山/アルプスの思い出/アル中種々相/山へ/針の木のいけにえ 旅から旅へ 日本アルプス旅行記/初夏のバヴァリア高原/キッケルハーン/高きに登る心/リトロスペクト/峰を伝うて/埋火の歌/独活の立山温泉/晩秋の小仏峠/僕のハイキング/山を尊ぶ /晩秋の山麓 山を思う よき山旅の思い出/一本立てる話/法師温泉と三国峠/嘆きの花嫁/さからう/山の本/雑談/山の初雪/峠の秋/むかし話/山を思う/旅を思う/たらの芽/山湯ところどころ/再び山へ/慎太郎さん/海千山千の記/白馬山麓/登山とパイプ/なぜ山に登るか/夏山への想い 石川欣一略歴
  • 陶工の本
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    1巻4,950円 (税込)
    民藝運動に深く関わり、日本でも人気が高い英国人陶芸家バーナード・リーチの主著がついに現代仮名遣いで復刻。モダニズムと対峙しつつ、比較文化論的に論じられる近代陶芸の極意とは――
  • 日本その日その日
    値引きあり
    3.7
    近代に染まる寸前の日本を科学者の目が見つめていた―― 菓子屋の看板、人力車、屋敷の屋根瓦、和服の装い、そして、穏やかに暮らす人々。 大森貝塚の発見で知られるモース、その鋭敏な眼差し惹きつけられたのは、明治最初期日本の何気ない日常の営みだった。 東京大学教授として滞在する2年間にのこした、膨大なスケッチと日記には、卓越した科学者ならではの観察眼と、異文化を楽しむ喜びが満ちている。 彼が日本で出喰わした愉快な経験の数と新奇さは、ジャーナリストも汗をかくほどのものだ。 人通りの町を一列縦隊で勢よく人力車を走らせると、一秒ごとに新しい光景、新しい物音、新しい香り…… 明治十年代のまだ近代に出会ったばかりの列島の生活を、モースは驚きと敬意をもって見つめていた。 当時の生活文化を記録した重要資料であり、なおかつ読んで見て楽しめる明治日本見聞記。(解説・牧野陽子) ※本書の原本は1939年に創元社より刊行された抄訳本です。
  • 可愛い山
    無料あり
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    1巻0円 (税込)
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ユーザーレビュー

  • 日本その日その日

    Posted by ブクログ

     大森貝塚のモース博士の日本滞在日誌。一部削除されたが、80年前の翻訳本の再発刊本とのことで、偶然入手した本ながら一気読み。明治期の日本の様子、しかも一般庶民の様子がつぶさに記されていて面白い。当時の日本人全般がいかに礼節を持ち、諍いをさける集団であったかに、筆者が驚くさまがしばし出てくる。中々ない記録。現今の技術的にグローバルになった世界ではもはや体験不能な状況を、克明に記してくれいているのは凄い、とかいうありきたりな感想を持つ。

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    2017年09月12日
  • 日本その日その日

    Posted by ブクログ

    江戸博で「明治のこころ展」を見てきた勢いでこの本を読みました。私は昭和25年生まれですが、「明治のこころ展」に展示してある家財道具や写真にある人々の様子は、私が子供のころ(昭和30年代)にも残っていたもので、なんだかとてもなつかしかったです。高度成長期までは実は江戸~明治が残っていたのですね。
    「日本その日その日」でモースが日本や日本人のことをとてもよく書いてくれていますが、きっとモースその人がとても愛情を持って日本や日本人に接したので、当時の人々もモースに丁寧に接したのではないかと思います。
    モースが日本人の美点として書いてあったもののうち、今では少なくなってしまったもの、なくなってしまった

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    2013年11月17日
  • 日本その日その日

    Posted by ブクログ

    明治初期の外国人からみた日本の記録。記録というか日記。随所に筆者本人が描いたという挿絵があって、それもまたおもしろい。明治初期ってまだそんな時代なの?!ってところもあれば、それは今も名残あるなぁってところもあったり、そんなことある??ってことも。読み応えがある。日本人なのに知らない日本の姿。
    昔のほうが治安が良かったんじゃないかと思ってしまうんだけどどうなんですかね。

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    2023年05月21日
  • 日本その日その日

    Posted by ブクログ

    大森貝塚発見で有名なモースの日本滞在記。基本日記形式であり、日々の記録ではあるが当時の日本についてのかなりまとまった観察(貝塚発見時のことも含まれる)が書かれている。特に庶民の生活がうかがわれることが特徴か。自身によるイラストも相まって明治初年の日本をするために良い本だと思う。外国人に対し外面をよく見せているだけかもしれないが、今の日本人とはかなり違う面もあるようだ。
    一部訳語に古い言葉が入っていると思ったら翻訳自体が1939年のものとのこと。もう少し注を付けるなどした新訳がほしいところ。
    なお、この本はかなり省略されているようで、原本は東洋文庫で3冊とのこと。そちらはどうなっているのかちょっ

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    2022年07月23日
  • 日本その日その日

    Posted by ブクログ

    モースさんのどこまでも優しい視点。しかし、ここに描かれているのは本当に日本なのだろうか?
    国民全員が穏やかで開放的で礼儀正しく正直で清潔、好奇心に未知、親切。この200年で我々は何かを失ったのかもしれない。

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    2014年10月11日

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