作品一覧

  • フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方
    3.9
    1巻814円 (税込)
    大学病院の教授の権威は失墜し、野心溢れる若手医師が目指す存在ではなくなった。その代わりに、医師たちは薄給でも将来のキャリアの役立つ都心のブランド病院に殺到し、健康診断や当直などのアルバイトで食いつなぐフリーター医師も出現した。また、専門的なスキルを持って病院を渡り歩くフリーランス医師は病院に欠かせなくなった。変革の時代にある医療現場の実情、医師たちの本音を現役フリーランス麻酔科医が明かす!
  • 女医問題ぶった斬り!~女性減点入試の真犯人~
    4.3
    1巻858円 (税込)
    東京医大の入試不正事件で明るみに出た、女性の医学部受験者への減点操作。「必要悪」「長年の公然の秘密」との声も多かった。医学部人気で女性志願者も増える現在、なぜ「女医は要らない」と言われてしまうのか。新研修医制度、新専門医制度の導入はなぜ、さらなる医師偏在、医療崩壊を招いたのか。フリーランス女医として活躍する著者が、女医の現状を鋭く分析。真に有効な「女性活用」「医師の働き方改革」のヒントを提示する。

ユーザーレビュー

  • 女医問題ぶった斬り!~女性減点入試の真犯人~

    Posted by ブクログ


    女性差別だという表層的な議論ではなく、女性医師の現在のキャリアと医者そのものの制度における課題が分かりました。

    0
    2024年09月10日
  • 女医問題ぶった斬り!~女性減点入試の真犯人~

    Posted by ブクログ

    最近腹が立ったニュースの五指に入った、医大の女子合格率操作。

    学ぶ権利、性別や門地で選別してはいけないという、憲法および教育基本法をも踏みにじる酷い差別。

    …と憤りつつも、夜勤や救急、長時間の手術など、体力勝負のガテンな側面もある仕事。女性では務まらないから男手が欲しいという現場の声もまた事実。

    だったらコソコソ内部操作せずに、入口で志望を振り分けちゃうとかすればいいのに。

    実入りが良くて訴訟リスクも少ない科に医者が集まってしまうという風潮も人間なら仕方がない。
    どうしても国内津々浦々に医療を行き渡らせるためには、僻地勤務には特別手当をつけたり奨学制度を設けるなどの奨励策が必要だろう。

    0
    2019年07月23日
  • フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方

    Posted by ブクログ

    「仰る通り!」と拍手したくなる。

    医者の世界は良く知らないが、閉鎖的な世間で既得権益に守られた無能者の存在がどれ程の害毒を撒き散らしていることか。

    若者を甘やかすな。鉄は熱いうちに打て。

    0
    2017年09月13日
  • フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方

    Posted by ブクログ

    医局制度に基づく封建的・全時代的な仕組みはインターネットの普及と2004年からの新研修医制度により崩壊した。
    特に著者のような麻酔科医の仕事は個人のスキルに依存するところが大きく、フリーランスとして高い技術を維持しつつ相応の高い報酬を得ることが可能である

    医療の崩壊や医師の偏在は、市場原理が働いていないことが一番大きな問題であり
    基本給を減らし当直費を上げることで、当直をしないママ女医と過酷な男性勤務医の報酬面での差別化をはかるべきである。

    具体的な医者のキャリアを以前と現在、各科ごとの違い、目的別の働き方などから理解できる
    医療の状況が変わっていく経緯も時系列で説明されていて、興味深い

    0
    2018年11月23日
  • フリーランス女医は見た 医者の稼ぎ方

    Posted by ブクログ

    著者はフリーランス麻酔科医であり、ドラマドクターXの取材協力をしている。

    医者は高級取りが多い、この話はよく聞く話であるし医者を目指す理由に少なからず入るのではなかろうか。このカラクリについてかなり詳細に書かれている。

    著者が医療系ドラマに関わった経緯から、本書は医療系ドラマの社会的影響になぞって話を展開している。それにしても、医療系ドラマはどれも人気であるなと感じる。

    この著者の本領は、第6章これからの稼ぎ方に見られる。第1-5章は現状の事実と分析、著書の生い立ちとなっているが、本章はそれらを踏まえてどうすべきか、どこを改善すべきかをはっきり書いている。これは、フリーランスだからこその

    0
    2018年07月14日

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