メアリー チェンバレンの作品一覧

「メアリー チェンバレン」の「ダッハウの仕立て師」ほか、ユーザーレビューをお届けします!

作品一覧

  • ダッハウの仕立て師
    4.0
    1巻3,520円 (税込)
    1939年、ロンドン。婦人服の仕立て師(ドレスメーカー)として頭角を現しつつある18歳のエイダは、上流階級の紳士と知り合う。しかし戦争の暗雲が近づく中、その出会いは思いもよらぬ残酷な運命に彼女を導くのだった……第二次世界大戦を舞台とした歴史小説!

ユーザーレビュー

  • ダッハウの仕立て師

    Posted by ブクログ

    悲惨な救いのない人生。読んでいてやるせない気分になったが、臨場感があるストーリー。表に出てこない戦争に翻弄された1人の女性の物語に心を打たれた。名作だと思う。

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    2024年07月05日
  • ダッハウの仕立て師

    Posted by ブクログ

    読み始めは展開が鈍く感じたが、戦争が始まると急展開。外見に拘る主人公が、やがて外側から見えた事実だけで判断され苦しむ。夢、生への執着、母性愛…どれもあっていいはずのものだ。客観的に見ればどこでどうすべきだったかは分かる。でも本人の立場なら?現代でも戦争は起こっているし、偏見に苦しむ人たちがいる。想像する心を持ちたい。

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    2024年09月29日
  • ダッハウの仕立て師

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても読みやすく翻訳された本だった。

    戦前・戦時中の話は早く読み進めたくて仕方がなかった。
    フィクションとわかっていても、史実に基づいていたノンフィクションではないかと思えてしまうほど。

    純粋にお店を持つという夢を持ち続けていたエイダ。
    ひどい仕打ちにも耐え生き延び、戦争が終わった時には心底ホッとした。
    人を信じては騙され、侮辱され、ボロボロになっていく様は読んでいても痛々しかった。
    理不尽なストーリーだったが、読み応えがあった。

    手に職があるって大切なことだし、素敵だと思った。

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    2017年04月18日
  • ダッハウの仕立て師

    Posted by ブクログ

    1939年ロンドンの貧しい家庭に育ったエイダは、婦人服のドレスメーカーとして店を持ちたいと思っていた。裁縫のセンスもよく、スタイルも美貌も兼ね備えていた。町の仕立て屋で働いているが、ハンガリーの伯爵だと名乗るスタニスラウスに言い寄られ、家族に言わずに二人でパリへ渡る。
    しかし、パリにいる間に戦争がはじまりロンドンに帰れなくなってしまう。
    やがてスタニスラウスはパリからベルギーへ脱出すると言う。その途中、エイダはスタニスラウスとはぐれてしまう。エイダは修道院へ駆け込み尼として住まわせてもらうが、そこもドイツ軍に襲われ、収容所(ダッハウ)に入れられる。
    過酷な収容所の生活の中で、エイダはその裁縫の

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    2017年02月26日
  • ダッハウの仕立て師

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    時代背景や設定が似ている「情熱のシーラ」を思い浮かべながら読み進めていきましたが、全く違うエンディングでした。当時のイギリス男性が持つ女性感に愕然としました。時代に翻弄された主人公がもし男性だったら、結末は違っていたのでしょうか。

    0
    2023年05月02日

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