小笠原みどりの作品一覧
「小笠原みどり」の「スノーデン、監視社会の恐怖を語る」「スノーデン・ファイル徹底検証」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「小笠原みどり」の「スノーデン、監視社会の恐怖を語る」「スノーデン・ファイル徹底検証」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
スノーデン監視社会の恐怖を語る
小笠原みどり 毎日新聞出版
地球上で最大の恐怖組織を相手に内部告発へと踏み切った
英雄らしからぬ沈着冷静な一匹狼の周到な頭脳とユルギのない心に感動
読むほどに事実は小説よりも奇なりを実感し
利己心に目がくらんで搾取する依存以外に生きる価値を見いだせなくなった
人間の浅ましい姿を垣間見ることになる
これほど頭の回転が素早く巧妙なのに何故一歩下がって世界を俯瞰できないのか
どう考えても不思議だけれども
一度振り向いた過去の知識と知恵から抜け出せずに井の中の蛙に閉じこもっている
これが彼らのあわれな現実なのである
不安に怯えてパニクッタ火事場の馬鹿力
Posted by ブクログ
3分の1は著者がインタビューに至る経緯。残りはスノーデンのインタビューと、関連する話題。
元記者のせいなのか新聞を読んでいる感覚にもなる、新聞のように前提条件は暗黙のうちに了承されていて、思いも共有されているはず、という感覚で書かれているので、そのあたり共感できるのならスッキリ(内容はスッキリではないが)するし、そのあたりに違和感が少しでもあると、何も内容が入ってこない。
新聞が政府の御用聞きになったこととは別にちゃんと取材してほしいし、スノーデンの発言の内容をすべて受けいるのではなく裏付けをもうちよっと取材してほしかったかな。読みにくくても本書を一度は読んでおいたほうが良いとは思う。
Posted by ブクログ
スノーデンの暴露ファイルの内容紹介、検証というよりは、それを釣り餌に持論である「政府による監視法制、軍による違法監視」の危うさに警鐘を鳴らしたいという狙いの本。肝心な暴露内容には殆ど触れられない。我々が使用するインターネットや電話などの情報が見張られていて、もしかすると、それが理由で、ある日突然逮捕されるかも知れない。そのヤバさは分かるが、バランス良く考えたい所。
本著は左や右にありがちで偏った本。それが顕著なのは、「中国の戦闘機の反応を誘発した事例。自衛隊の偵察活動が中国側にとっては、挑発としか映らないことを、私たちは想像する必要があるだろう」「対象年齢者のリストを自衛隊に提供すると言う。